グラント・ロング
グラント・ロング(Grant Long, 1966年3月12日 - )はアメリカ合衆国の元バスケットボール選手。ミシガン州ウェイン出身。ポジションはパワーフォワード。NBAで15シーズンプレーし、1000試合以上に出場した。
引退 | |
---|---|
ポジション | PW |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1966年3月12日(58歳) |
出身地 | ミシガン州ウェイン |
身長(現役時) | 206cm (6 ft 9 in) |
体重(現役時) | 109kg (240 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | 東ミシガン大学 |
ドラフト | 1988年 33位 |
選手経歴 | |
1988-1994 1994-1996 1996-1998 1998-1999 1999-2002 2003 |
マイアミ・ヒート アトランタ・ホークス デトロイト・ピストンズ アトランタ・ホークス バンクーバー・グリズリーズ メンフィス・グリズリーズ ボストン・セルティックス |
Stats Basketball-Reference.com | |
経歴
編集少年時代はミシガン州立大学でプレーするマジック・ジョンソンにあこがれて育った[1]。東ミシガン大学ではジョージ・ガービン以来となる活躍を見せた。3年次には平均14.9得点、9リバウンドをあげた。4年次には23得点、10.4リバウンドをあげてカンファレンストーナメントのMVPに選ばれ、チームをNCAAトーナメントに導いた[1]。
1988年のNBAドラフト2巡の8番目、全体33位でエクスパンションチームのマイアミ・ヒートに指名されて入団した[1]。1年目の1988-89シーズン、全82試合に出場し平均11.9得点、6.7リバウンドをあげた。チームは15勝67敗に終わった[1]。ヒート時代の1991年12月17日のクリーブランド・キャバリアーズ戦でチームは80-148と68点差で敗れた。この記録はおよそ30年間のNBAの記録の中でもワーストクラスの敗戦である[2]。
1994年11月のシーズン開幕直後にスティーブ・スミスとともにケビン・ウィリスとのトレードでアトランタ・ホークスへ移籍してレニー・ウィルケンズの下でプレーすることとなった[1][3]。この年彼はホークスに移籍後、79試合に出場し11.7得点、7.5リバウンドをあげた。ホークスはプレーオフに進出、1回戦でインディアナ・ペイサーズに敗れた[1]。1995-96シーズン、彼は全82試合に出場し平均13.1得点、9.6リバウンドをあげた。チームはプレーオフ2回戦まで進出しオーランド・マジックに敗れた[1]。シーズン終了後にサラリーキャップを空ける必要の生じたホークスは彼とスティーブ・スミス、ディケンベ・ムトンボ、ステイシー・オーグモンをドラフト指名権と引き替えにデトロイト・ピストンズにトレードした[1]。
ピストンズで過ごした2シーズン、ダグ・コリンズヘッドコーチの下で彼は限られたプレータイムしか与えられなかった。ロックアウトで短縮された1998-99シーズン開幕前にアトランタ・ホークスに復帰、この年のプレーオフ1回戦でホークスはピストンズを破った[1]。
その後バンクーバー・グリズリーズ、メンフィス・グリズリーズ、ボストン・セルティックスでプレーした[1]。
2003-04シーズン、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのラリー・ブラウンヘッドコーチから声をかけられたが、現役を続行しなかった[1]。
2003年まで15シーズンNBAでプレーした彼は通算9,518得点、6,154リバウンドをあげた[4]。
現役引退後、2008年から2014年までオクラホマシティ・サンダーの試合のアナリストを務めた[2]。2014年10月、FOXスポーツデトロイトに加わり[4]、デトロイト・ピストンズの試合のアナリストやサイドラインレポーターを務めた。
人物
編集おじのジョン・グラント、いとこのテリー・ミルズもNBA選手である[1]。また弟のジュリアス・ロングはプロボクサーである。
カール・マローン、チャールズ・バークレー、ドミニク・ウィルキンスなどのスターフォワードに対するディフェンスで知られた選手である[1]。彼は最もディフェンスするのにタフさが必要だった選手としてバークレーを挙げている[1]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n “Whatever happened to: Grant Long”. ザ・アトランタ・ジャーナルコンスティチューション (2016年1月2日). 2022年6月20日閲覧。
- ^ a b “'Let’s hang onto it': Former Thunder analyst Grant Long relives previous worst loss in NBA history”. Yahoo Sports (2021年12月19日). 2022年6月20日閲覧。
- ^ “Hawks Trade All-Star Forward Willis to Miami : Pro basketball: Atlanta reportedly acquires guard Steve Smith and forward Grant Long.”. ロサンゼルス・タイムズ (1994年11月8日). 2022年6月20日閲覧。
- ^ a b “Grant Long joins FSD as analyst, reporter”. FOXスポーツ (2014年10月10日). 2022年6月20日閲覧。
外部リンク
編集