クールマ: कुर्म; Kūrma)は、インド神話に登場する[1]ヒンドゥー教の主神ヴィシュヌの第2の化身(アヴァターラ)とされる[2]

クールマ。

神話

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乳海攪拌の際、攪拌棒に用いられたマンダラ山英語版を海底で支えた[3]

もともと『マハーバーラタ』ではマンダラ山を支えたのは長寿で知られる亀王アクーパーラで、ヴィシュヌ信仰とは関係がなかったが[4]、『ラーマーヤナ』以降、ヴィシュヌ神の化身である亀とされるようになった[5]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 中西進 1979, p. 171.
  2. ^ 船津和幸 2014, p. 17.
  3. ^ a b 籔内佐斗司 2017, p. 25.
  4. ^ 石破洋 1998, p. 14.
  5. ^ 高橋六二 2011, p. 65.
  6. ^ 高橋六二 2011, p. 64.
  7. ^ 石破洋 1998, p. 20.

参考文献

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