クーパン (企業)
クーパン (Coupang, ハングル表記:쿠팡) は、2010年に設立された韓国のeコマース企業。韓国最大のオンライン小売業者であり、年間収益は40億米ドルを超える。同社のロケット配送と称する宅配サービスシステムは50万個以上の独自のアイテムを当日または翌日配達する[2][3]。注文の99.6%が24時間以内に配送されると発言している[4]。
種類 | オンラインショッピング |
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市場情報 | NYSE: CPNG |
業種 | 電子商取引 |
設立 | 2010年 |
本社 | 大韓民国、ソウル特別市 |
主要人物 | Bom Kim |
所有者 | シフィエルビー(GEO CPLB Co, Ltd), 米Coupang .inc |
従業員数 | 10,000[1] |
ウェブサイト |
coupang |
韓国、ソウルの松坡区に本社を置く。北京、上海、ロサンゼルス、マウンテンビュー、ニューヨーク、シアトルにもオフィスを構える[5]。
沿革
編集2010年にキム・ボムソクにより設立された[6]。キム・ボムソクはハーバード大学行政学科を卒業後[7]、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAの勉強を始めたが1年で中退し、韓国に戻ってクーパンを創業した[6]。
2018年11月、ソフトバンクから20億米ドルの投資を受けた[8]。他の主要な投資家にはブラックロックやFidelityがある[9]。
2020年7月、シンガポールのストリーミングサービスHOOQを買収した[10]。
2021年3月11日にニューヨーク証券取引所に上場した[11]。
2021年4月にCoupang Japan合同会社が設立。
2021年6月より東京の一部地域にて試験運用開始し、目黒区、品川区、大田区、渋谷区、港区、中野区、杉並区の一部エリアでサービスを運営[12]。
しかし、2023年3月21に日本でのサービスを終了し、日本から撤退した[13]。
出典
編集- ^ Won, Ho-jung (November 19, 2017). “Coupang highlights creativity, openness in its new office”. The Korea Herald. January 5, 2020閲覧。
- ^ :平井久志「抜け出せなくなる「ロケット配送」」ソウル打令2021(2021年6月13日)、新潮社、フォーサイト。2022年4月10日閲覧。
- ^ Cho, Hyee-Su (April 15, 2019). “Coupang posts 65% on-year growth in revenue”. The Korea Herald. September 8, 2019閲覧。
- ^ CNBC.com, Joel Dreyfuss, special to (2018年4月2日). “The $5 billion South Korean start-up that's an Amazon killer” (英語). CNBC. 2019年9月9日閲覧。
- ^ “Korean e-commerce unicorn Coupang hires Walmart’s former global chief compliance officer” (英語). TechCrunch. 2019年9月8日閲覧。
- ^ a b 「ハーバード大MBA中退のキム氏、クーパン上場で億万長者の仲間入り」Bloomberg(2021年3月12日)。2022年4月10日閲覧。
- ^ 「リーダーシップ」coupang. 2022年4月10日閲覧。
- ^ Jung-a, Song (January 1, 2019). “Etailers battle to win ‘Amazon of South Korea’ crown”. Financial Times September 8, 2019閲覧。
- ^ “Investors Continue to Back Coupang Despite Operating Losses” (朝鮮語). 비즈니스코리아 - BusinessKorea (2018年5月15日). 2019年9月9日閲覧。
- ^ “SoftBank-Backed Coupang Buys Hooq Assets to Take on Netflix”. Bloomberg (2020年7月9日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “ソフトバンクG出資の韓国クーパンが米上場、終値40%高と好発進”. ロイター (2021年3月11日). 2021年4月1日閲覧。
- ^ 【【日本進出】Coupang(クーパン)とは?】
- ^ “クーパンが3月21に日本撤退 相次ぐクイックコマースのサービス終了”. 日本ネット経済新聞 (2023年3月14日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ “ファーフェッチを買収 700億円超の資金援助で事業継続”. 2023年12月19日閲覧。