クロハラトキ(黒腹朱鷺、学名:Theristicus caudatus)は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類の一種である。別名クロハラカオグロトキ

クロハラトキ
ブラジル、サンパウロ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: トキ科 Threskiornithidae
亜科 : トキ亜科 Threskiornithinae
: カオグロトキ属 Theristicus
: クロハラトキ T. caudatus
学名
Theristicus caudatus
英名
Buff-necked Ibis

分布

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コロンビアベネズエラからアルゼンチン北部まで分布する。パナマからも記録があるが、迷行したものとされる。

形態

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体長71-76cm。頭部から頸にかけては白みの強い褐色で背中は灰褐色である。大雨覆は灰白色、風切羽と尾は黒色である。胸より下の体下面は黒色で和名の由来となっている。眼の周囲から嘴の基部まで黒い皮膚が裸出しており、嘴は黒色、脚は赤色である。

生態

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主に熱帯地方の沼地や周辺の草原に生息する。群れで生活する。

昆虫類両生類爬虫類などを捕食する。

崖の裂け目や岩棚、樹上に集団で小規模のコロニーを形成して繁殖する。1腹2-3個の卵を産み、抱卵期間は約28日である。雛は約56日で巣立ちする。

亜種

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以下の2亜種に分類される。

  • Theristicus caudatus caudatus
  • Theristicus caudatus hyperorius

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、84頁