クロイトヒキエイ (Sinobatis melanosoma) は、イトヒキエイ属に属するエイの一種である。

クロイトヒキエイ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: ガンギエイ目 Rajiformes
: ホコカスベ科 Anacanthobatidae
: イトヒキエイ属 Sinobatis
: クロイトヒキエイ S. melanosoma
学名
Sinobatis melanosoma
(Chan, 1965)

ベトナムからフィリピン台湾を経て沖縄トラフまでの範囲に分布し、水深575-1,100メートルの大陸斜面の深海底に生息する[1]。全長60センチメートル程度になる[1]

イトヒキエイに似るが、体色が紫黒色であること、尾が体盤より遥かに長いことが異なる[2]

日本ではタラやメバル、台湾ではエビを狙った底引き網漁で混獲される。肉がほとんどなく食用にはならないが、台湾では魚粉として利用されている[1]

脚注

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  1. ^ a b c d Rigby, C.L., Ebert, D.A., Vo, V.Q., Tanay, D., Utzurrum, J.A.T. & Derrick, D (2020). “Sinobatis melanosoma”. IUCN Red List of Threatened Species 2020: e.T161358A124471457. doi:10.2305/IUCN.UK.2020-3.RLTS.T161358A124471457.en. https://www.iucnredlist.org/species/161358/124471457 2023年9月13日閲覧。. 
  2. ^ 石原元 (1988). “日本産ガンギエイ科エイ類の検索表”. 日本板鰓類研究会報 25 (2). https://jses.info/mngmnt/wp-content/uploads/report/bansai_report_025.pdf.