クラウズ〜雲の彼方へ〜

2020年のアメリカ合衆国の伝記映画

クラウズ〜雲の彼方へ〜』(原題: Clouds)は2020年に配信されたアメリカ合衆国伝記映画である。監督はジャスティン・バルドーニ、主演はフィン・アーガスが務めた。本作はローラ・ソビアックが2014年に発表した回想録『Fly a Little Higher: How God Answered a Mom's Small Prayer in a Big Way』を原作としている。なお、原題はザック・ソビアック英語版が最後に完成させた楽曲から取られたものである。

クラウズ〜雲の彼方へ〜
Clouds
監督 ジャスティン・バルドーニ
脚本 カーラ・ホールデン
原案 カーラ・ホールデン
ケイシー・ラ・スカラ
パトリック・コプカ
原作 ローラ・ソビアック『Fly a Little Higher: How God Answered a Mom's Small Prayer in a Big Way
製作 ジャスティン・バルドーニ
ケイシー・ラ・スカラ
アンドリュー・ラザー
製作総指揮 ケイト・アダムス
スティーヴ・サロウィッツ
ウェンディ・S・ウィリアムズ
出演者 フィン・アーガス
マディソン・アイズマン
サブリナ・カーペンター
リル・レル・ハウリー
音楽 ブライアン・タイラー
撮影 ベン・カチンス
編集 ブレット・M・リード
製作会社 ワーナー・ブラザース映画
マッド・チャンス
ウェイファーラー・スタジオズ
配給 世界の旗 Disney+
公開 アメリカ合衆国の旗 2020年10月16日
日本の旗 2020年10月23日
上映時間 121分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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概略

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2012年秋。高校生のザック・ソビアックは骨肉腫と闘病していた。そんなある日、ザックが高校のイベントで一曲歌ったところ、予想以上に見事なパフォーマンスを披露することができた。親友のサミーはザックに音楽の才能があると確信し、自作の曲を作るよう勧めた。また、長らく片思いをしていた同級生(エイミー)をピクニックに誘うことに成功もし、ザックは久々に気分が高揚するのを感じた。ところが、そんなザックを待っていたのは非情な現実であった。骨肉腫が末期の段階に達してしまい、医者から余命半年を宣告されたのである。

ザックはサミーの協力の下、残された時間で楽曲の製作に取り組むことにした。サミーがザックの曲をYouTubeにアップロードしたところ、想像以上の再生数を記録した。喜ぶザックだったが同時に空しさも感じていた。「俺は人生で動画がヒットする以上のことを成し遂げられないのか」と。しかし、翌年の春、誰もが予想していなかった奇跡が起こる。

キャスト

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※括弧内は日本語吹替。

製作

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2016年2月1日、ワーナー・ブラザース映画が本作の製作に着手しており、ジャスティン・バルドーニが監督に起用されたと報じられた[2]2019年9月、フィン・アーガス、マディソン・アイズマン、サブリナ・カーペンターの出演が決まった[3]。10月、ネーヴ・キャンベル、リル・レル・ハウリー、トム・エヴェレット・スコットがキャスト入りした[4][5][6]

音楽

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2019年11月19日、ブライアン・タイラーが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[7]。2020年9月25日、ワンリパブリックが歌う劇中曲「Wild Life」がシングルとして発売された[8]。10月16日、本作のサウンドトラックが発売された[9]。11月6日、ウォルト・ディズニー・レコードが本作のスコアアルバムを発売した[10]

マーケティング

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2020年5月14日、新型コロナウイルスの流行が収束の兆しを見せないことを受けて、ワーナー・ブラザース映画が本作の権利をDisney+に売却したと報じられた[11]。9月10日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[12]

評価

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本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには25件のレビューがあり、批評家支持率は76%、平均点は10点満点で6.6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「観客の感動を狙っているシーンの中には、不発に終わっているものがあるが、『クラウズ〜雲の彼方へ〜』は他のほとんどのヤングアダルト映画より出来の良い作品である。また、同作はジャスティン・バルドーニ監督の技量を証明する作品でもある。」となっている[13]。また、Metacriticには7件のレビューがあり、加重平均値は55/100となっている[14]

出典

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  1. ^ クラウズ 雲の彼方へ”. 映画.com. 2021年2月20日閲覧。
  2. ^ Warner Bros. Developing Zach Sobiech ‘Fly a Little Higher’ Movie”. Variety (2016年2月1日). 2021年2月20日閲覧。
  3. ^ Justin Baldoni's Teen Drama 'Clouds' Finds Its Stars (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2019年9月11日). 2021年2月20日閲覧。
  4. ^ Neve Campbell To Play ‘Fly A Little Higher’ Author Laura Sobiech In Warner Bros. Drama ‘Clouds’”. Deadline.com (2019年10月17日). 2021年2月20日閲覧。
  5. ^ Tom Everett Scott Joins Cast of Warner Bros Teen Drama ‘Clouds’ (Exclusive)”. The Wrap (2019年10月21日). 2021年2月20日閲覧。
  6. ^ Lil Rel Howery Joins Justin Baldoni's Teen Drama 'Clouds' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2019年10月23日). 2021年2月20日閲覧。
  7. ^ Brian Tyler to Score Justin Baldoni’s ‘Clouds’”. Film Music Reporter (2019年11月19日). 2021年2月20日閲覧。
  8. ^ OneRepublic’s Original Song ‘Wild Life’ from Justin Baldoni’s ‘Clouds’ Released”. Film Music Reporter (2020年9月25日). 2021年2月20日閲覧。
  9. ^ Soundtrack Details for Disney+ Movie ‘Clouds’ Revealed”. Film Music Reporter (2020年10月15日). 2021年2月20日閲覧。
  10. ^ ‘Clouds’ Score Album Details”. Film Music Reporter (2020年11月5日). 2021年2月20日閲覧。
  11. ^ Disney+ Picks Up Justin Baldoni's Teen Drama 'Clouds' From Warner Bros.”. Hollywood Reporter (2020年5月14日). 2021年2月20日閲覧。
  12. ^ Clouds Official Trailer Disney+”. YouTube (2020年9月10日). 2021年2月20日閲覧。
  13. ^ Clouds”. Rotten Tomatoes. 2021年2月20日閲覧。
  14. ^ Clouds (2020)”. Metacritic. 2021年2月20日閲覧。

外部リンク

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