クイーン・エリザベス (客船・3代)

クイーン・エリザベスMS Queen Elizabeth)は、キュナード社のヴィスタ級英語版クルーズ客船である。

神戸ポートターミナルに向かうクイーン・エリザベス
基本情報
船籍 バミューダ
所有者 カーニバル・コーポレーション
運用者 キュナード・ライン
経歴
発注 2007年10月
起工 2009年7月2日
進水 2010年1月5日
処女航海 2010年10月12日
要目
総トン数 90,400トン
全長 294m(964.5ft)
全幅 32.3m(106ft)
喫水 8m(26ft)
機関方式 4 × MaK社製 12 M 43 C ディーゼル
2 × MaK 8 M 43 C ディーゼル63.4 MW
速力 約23.7ノット
旅客定員 2,092名
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概要

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イタリアのフィンカンティエリ社のモンファルコーネ造船所で建造され[1]、2010年に竣工された。姉妹船のクイーン・ヴィクトリアに比べ、公室アレンジの違いなどにより90,400総tとヴィクトリアより400総tほど大きい。キュナード社がカーニバル・コーポレーションの子会社となった関係で、クイーン・ヴィクトリアの他にホランド・アメリカ・ラインに2隻、コスタ・クルーズに2隻の準姉妹船が就役あるいは建造中である。2092人を収容でき、全長は294mでキュナード社が建造した船舶の中ではクイーン・メリー2、初代クイーン・エリザベスクイーン・メリーに次いで4番目に長く、クイーン・ヴィクトリアと同じ全長である。内装は初代クイーンエリザベスの就航した1930年代アール・デコを基調としている[2]。デッキは12層で客室は全部で1029室あり、そのうちの838室は海側の客室(オーシャンビュー)である。

エンジンはキャタピラ社の子会社のMak製で4基のMak 12 M 43 Cと2基のMAK 8 M 43 Cが搭載され、出力は64MWである。最高速力は23.7kt、航海速力22ktの計画であり、先代・先々代のような高速のオーシャン・ライナーとしての機能は有していない。クイーン・エリザベスの就航により、キュナード社はクイーン・エリザベス2の引退以来、再び3隻のクイーンが就航する[3]。船名にクイーン・エリザベスの名を用いることは女王エリザベス2世の許可を得た。

船名(艦名)のクイーン・エリザベスにまつわる状況は1940年から1948年の状況に似ている。

キュナード社の初代クイーン・エリザベスと戦艦クイーン・エリザベスが同時に現役であった。

2017年に空母クイーン・エリザベスが就役しており同様の状況にある。

 
右舷後方から

脚注

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  1. ^ About Queen Elizabeth(2009年9月13日時点のアーカイブ
  2. ^ Queen Elizabeth Press Launch”. Cunard Line - Press Release (2009年3月17日). 2009年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月17日閲覧。
  3. ^ Queen Elizabeth (2010)(2008年9月6日時点のアーカイブ

外部リンク

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