ギガントスピノサウルス

ギガントスピノサウルス (Gigantspinosaurus) は、約1億6000万年前の中生代ジュラ紀後期、中国に生息していたステゴサウルスに近縁な剣竜類の草食恐竜。肩から伸びる巨大なを持つ。意味は「巨大な棘トカゲ」である。全長は4〜6m、体重は約700kg。1985年に中国の四川省で化石が発見された[1][2]

ギガントスピノサウルス属
ギガントスピノサウルス
ギガントスピノサウルス想像図
地質時代
ジュラ紀後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : 頬竜類 Genasauria
亜目 : 装盾亜目 Thyreophora
下目 : 剣竜下目 Stegosauria
: ステゴサウルス科 Stegosauridae
: ギガントスピノサウルス属 Gigantspinosaurus
学名
Gigantspinosaurus
Ouyang, 1992
  • G. sichuanensis Ouyang, 1992

特徴

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Gigantspinosaurus sichuanensisの肩の棘の化石

体はそれほど大きくなく、体高は成人男性の肩ほどまでしかないが、肩にある棘は肩甲骨の約2倍の大きさになった。この棘は肉食恐竜から身を守るためのものだと言われているが、はっきりとは分かっていない。首から尾の付け根にかけて大きな棘状の突起が並んでおり、尾には2,3対の棘があり、その棘で傷つけられた化石も見つかっている。ステゴサウルス科に属する恐竜の中でも最も原始的ではないかと言われている[2]

脚注

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関連項目

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