キジカクシ科
キジカクシ科(キジカクシか、学名:Asparagaceae)はキジカクシ目に属する単子葉植物の科の1つ。クサスギカズラ科[2]ともいう。
キジカクシ科 | |||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||
Asparagaceae Juss., 1789 | |||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||
、キジカクシ科[1][2]、クサスギカズラ科[2] |
分類
編集7亜科に約150属2500種を含む[3]。
- Aphyllanthoideae - Aphyllanthes monspeliensis 1属1種。
- Agavoideae(リュウゼツラン亜科) - 23属637種。旧ヘスペロカリス科 Hesperocallidaceaeを含む。
- Brodiaeoideae(ブローディア亜科) - 12属62種。APG IIにおけるテミス科 Themidaceae。
- Scilloideae(ツルボ亜科) - 約70属1000種。APG IIにおけるヒアシンス科 Hyacinthaceae。
- Lomandroideae(ロマンドラ亜科) - 約15属180種。APG IIにおけるラクスマニア科 Laxmanniaceae。
- Asparagoideae(キジカクシ亜科) - 2属約300種。APG IIより以前の体系ではこのグループのみがキジカクシ科とされていた。クサスギカズラ属が主要な属で、代表的な種としてアスパラガス、日本に自生するものではクサスギカズラ、キジカクシなどがある。主に旧世界に広く分布する。地下茎で繁殖する多年草。葉は退化して小さい鱗片状になり(アスパラガスの食用部に多数ついている)、生長すると茎はよく分岐して細長い葉のようにみえる。茎がつる状に伸びて他物に巻き付くものもある。
- Nolinoideae(スズラン亜科) - 約26属500種。
APG IIまでは、これらの各亜科は科として分離されていた。また、さらに古い体系では、これら全てがユリ科に含められていたが、現在では目レベルで分離されている。
系統
編集次のような系統樹が得られている[4]。
クサスギカズラ科 (Asparagaceae) |
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脚注
編集- ^ 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年11月2日(2010年4月20日初版第2刷(訂正入))、54頁、ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b c 邑田仁監修・米倉浩司著『維管束植物分類表』北隆館、2013年4月25日、56頁、ISBN 978-4-8326-0975-4。
- ^ “Asparagaceae in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website Version 8, June 2007 [and more or less continuously updated since]”. 2015年1月3日閲覧。
- ^ Stevens, P.F.. “Angiosperm Phylogeny Website: Asparagales”. 2018年11月18日閲覧。
参考文献
編集- 平野隆久写真「キジカクシ科」『野に咲く花 : 写真検索』林弥栄監修、門田裕一改訂版監修(増補改訂新版)、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2013年、77-85頁。ISBN 978-4-635-07019-5。
- 永田芳男写真 著「キジカクシ科」、畔上能力編・解説 編『山に咲く花 : 写真検索』門田裕一改訂版監修(増補改訂新版)、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2013年、143-151頁。ISBN 978-4-635-07021-8。