スティンガー(STINGER、ハングル: 스팅어)は、韓国自動車メーカー、KIAが製造・販売する5ドアファストバック高級車韓国車基準では大型車に分類される)である。

概要

編集

2011年フランクフルトモーターショーにてチーフデザイナーのペーター・シュライヤーがデザインした4ドアクーペコンセプトカー「GTコンセプト」を発表したのが源流であり[1]、その後、2014年デトロイトモーターショーならびに同年の釜山モーターショーにて2ドアクーペの「GT4スティンガー」[2]、そして2017年のデトロイトモーターショーならびに同年のソウルモーターショーにおいて、それらのエッセンスを採り込み、より市販型に近付けた「スティンガー」が発表された[3]

車名は英語で「毒針」「毒牙」を意味し、海外市場においても「スティンガー」の車名で販売される。

歴史

編集

初代(CK型、2017年-2023年)

編集
キア・スティンガー
 
フロント
 
リヤ
概要
販売期間 2017年2023年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ファストバック
駆動方式 FR
AWD
パワートレイン
エンジン ラムダ(λ)V6 3.3L・GDIツインターボ
シータ(θ)直4 2.0L・GDIターボ
直4 2.2L・VGT直噴ターボディーゼル
変速機 8速AT
前:マルチリンク式
後:マルチリンク式
前:マルチリンク式
後:マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,905mm
全長 4,830mm
全幅 1,870mm
全高 1,400mm
テンプレートを表示

2017年5月23日、韓国にて正式発表・発売開始。 韓国国内仕様は内外装に起亜のCIマークを一切装着せず、代わりに「E」をモチーフにしたオリジナルエンブレムを装着する[4]。手法はモハベに次いで2例目であり、セダン系においては初である。尚、海外向けについては「E」エンブレムに代わってCIマークが鎮座する。

シャシジェネシス・G80のものをベースに、ショートホイールベース化。G80同様、FRに加え、起亜のセダン系では初となるAWDも設定される。

エンジンはG80からキャリーオーバーされたV6直噴の3.3L・GDIツインターボに加え、K5に採用済の直4の2.0L・GDIターボ、カーニバルに採用済の直4の2.2L・VGTターボディーゼルが用意される。

トランスミッションはエンジン・駆動方式の種別に関わらず、全て8速ATを採用する。

数々の安全装備に加え、グレードにより、ブレンボ製ブレーキシステム、lexcon製サラウンドシステム、電動式パーキングブレーキ、電動オットマンなども備える。

尚、この基本メカニズムの大半は追って登場するジェネシス・G70で共用する。

脚注

編集

外部リンク

編集