カーリット
カーリット (Carlit) とは、過塩素酸アンモニウムを酸化剤とし、フェロシリコンと木粉を燃焼剤とする爆薬である。重油は結合剤[2]として添加されている。 化学的に安定で自然分解しないという特徴がある。
成分
編集- 過塩素酸アンモニウム 75 %
- フェロシリコン(Si 90 %以上) 16 %
- 木粉 6 %
- 重油 3 %
- ※ 発明時の処方[4]
関連項目
編集脚注
編集- ^ “結合剤 | 粉体工学用語辞典”. 粉体工学会. 2024年4月28日閲覧。
- ^ 粉体上の原料に適当な凝集性や成形性(可塑性)を持たせ、固体粒子間の結合媒体として使われる物質のこと[1]。
- ^ 平田理久三 (1944-03-20). “工業爆薬分析法に関する研究”. 火薬協會誌 (Science and Technology of Energetic Materials) (火薬学会) 5 (3): 186 2024年4月28日閲覧。.
- ^ 山本祐徳 (1944-01-01). “火藥の現状”. 有機合成化学協会誌 2 (1): 159. doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.2.155 2024年4月28日閲覧。.
- ^ “沿革|企業情報|日本カーリット株式会社”. www.carlit.co.jp. 2021年2月17日閲覧。