カーティス・ブレイズ

アメリカ合衆国の男性総合格闘家 (1991-)

カーティス・ブレイズCurtis Blaydes1991年2月18日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家イリノイ州シカゴ出身。エレベーション・ファイトチーム所属。UFC世界ヘビー級ランキング5位[2]

カーティス・ブレイズ
2018年
本名 カーティス・ライオネル・ブレイズ
(Curtis Lionell Blaydes)[1]
生年月日 (1991-02-18) 1991年2月18日(33歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イリノイ州シカゴ
通称 レイザー
(Razor)
居住 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
コロラド州レイクウッド
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 193 cm (6 ft 4 in)
体重 118 kg (260 lb)
階級 ヘビー級
リーチ 203 cm (80 in)
スタイル レスリング
スタンス オーソドックス
チーム エレベーション・ファイトチーム
ランク ブラジリアン柔術 (青帯)
現役期間 2014年 -
総合格闘技記録
試合数24
勝利18
ノックアウト13
判定5
敗戦5
ノックアウト5
無効試合1
アマチュア総合格闘技記録
試合数5
勝利5
ノックアウト3
タップアウト1
敗戦0
その他
総合格闘技記録 - SHERDOG
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来歴

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デ・ラ・サル学院時代にレスリングを始め、州王者になっている。学院時代のレスリングの通算戦績は95勝18敗で、合計121度のテイクダウンを成功させた。学院時代はアメリカンフットボールでもデフェンシブエンドとして活躍した。卒業後はレスリング奨学生としてノーザンイリノイ大学に進学し、ハーパー大学に編入、NJCAAのヘビー級で優勝を果たすと、総合格闘技のキャリアへ専念するために大学を退学した。

2014年、プロ総合格闘家デビュー。その後、小規模大会で5戦全勝を記録。

2016年4月10日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Rothwell vs. dos Santosフランシス・ガヌーと対戦し、2R終了時にドクターストップでTKO負け。キャリア初黒星を喫した[3]

2016年10月2日、UFC Fight Night: Lineker vs. Dodsonでコーディ・イーストと対戦し、グラウンドの肘打ち連打で2RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、UFC初勝利を飾った[4]

2017年2月4日、UFC Fight Night: Bermudez vs. Korean Zombieでアダム・ミルステッドと対戦し、膝の負傷で2RTKO勝ちを収めたが、薬物検査でマリファナの陽性反応が検出されたため試合結果がノーコンテストに変更された[5]

2017年7月8日、UFC 213でヘビー級ランキング15位のダニエル・オミランチョクと対戦し、3-0の判定勝ち[6]

2017年11月4日、UFC 217でヘビー級ランキング9位のアレクセイ・オレイニクと対戦。2Rに4点ポジションで誤って顔面に蹴りを放ち、タイムストップとなってしまい、そのままドクターストップでTKO勝ち[7]

2018年2月11日、UFC 221でヘビー級ランキング5位のマーク・ハントと対戦。1Rに右ストレートでダウンを奪われるも、以降はテイクダウンとグラウンドの攻防で圧倒して3-0の判定勝ち[8]

2018年6月9日、UFC 225でヘビー級ランキング2位のアリスター・オーフレイムと対戦。全局面で圧倒し、グラウンドの肘打ち連打でオーフレイムを大流血に追い込んで3RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[9]

2018年11月25日、UFC Fight Night: Blaydes vs. Ngannou 2でヘビー級ランキング4位のフランシス・ガヌーと再戦し、右フックでダウンを奪われ、パウンドで開始45秒のTKO負け[10]

2019年3月23日、UFC Fight Night: Thompson vs. Pettisでヘビー級ランキング10位のジャスティン・ウィリスと対戦し、3-0の判定勝ち[11]

2019年9月7日、UFC 242でヘビー級ランキング9位のシャミル・アブドゥラヒモフと対戦し、グラウンドでの肘打ちで2RTKO勝ち[12]

2020年1月25日、UFC Fight Night: Blaydes vs. dos Santosでヘビー級ランキング4位の元UFC世界ヘビー級王者ジュニオール・ドス・サントスと対戦。テイクダウンは奪えなかったものの、スタンドの攻防で優位に立ち、2R序盤に右ストレートで足が止まったドス・サントスに膝蹴りとスタンドパンチ連打で追撃してTKO勝ち[13]

2020年6月20日、UFC on ESPN: Blaydes vs. Volkovでヘビー級ランキング7位のアレキサンダー・ヴォルコフと対戦し、グラウンドの攻防で圧倒して3-0の5R判定勝ち[14]

2021年2月20日、UFC Fight Night: Blaydes vs. Lewisでヘビー級ランキング4位のデリック・ルイスと対戦し、優勢に試合を進めたものの、2Rにタックルを仕掛けた際にカウンターの右アッパーで逆転のKO負け[15]

2021年9月25日、UFC 266でヘビー級ランキング6位のジャルジーニョ・ホーゼンストライクと対戦し、両者ともに手数の少ない攻防となったものの、テイクダウンを奪うなど優勢に試合を進めて3-0の判定勝ち[16]

2022年3月26日、UFC on ESPN: Blaydes vs. Daukausでヘビー級ランキング9位のクリス・ドーカスと対戦し、右ストレートでダウンを奪いパウンドで2RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[17]

2022年7月23日、UFC Fight Night: Volkov vs. Aspinallでヘビー級ランキング6位のトム・アスピナルと対戦し、開始15秒に右ローキックを放ったアスピナルが右膝を負傷したためブレイズのTKO勝ちとなった[18]

2023年4月22日、UFC Fight Night: Pavlovich vs. Blaydesでヘビー級ランキング3位のセルゲイ・パブロビッチと対戦し、右アッパーでダウンを奪われパウンドで1RTKO負け[19]

2024年3月9日、UFC 299でヘビー級ランキング7位のジャイルトン・アウメイダと対戦。1Rはテイクダウンとグラウンドの攻防で劣勢となるも、2Rにタックルを仕掛けたアウメイダに側頭部への鉄槌を効かせパウンドで逆転のTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[20]

2024年7月27日、UFC 304のUFC世界ヘビー級暫定タイトルマッチで暫定王者トム・アスピナルに挑戦し、左ジャブでダウンを奪われパウンドで1RTKO負け。王座獲得に失敗した[21]

人物・エピソード

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  • 幼少期から吃音症を患っており、これが原因で中学時代はいじめを受けた[22]
  • 既婚者であり、女児を一人儲けている。

戦績

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総合格闘技 戦績
24 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
18 13 0 5 0 0 1
5 5 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× トム・アスピナル 1R 1:00 TKO(左ジャブ→パウンド) UFC 304: Edwards vs. Muhammad 2
【UFC世界ヘビー級暫定タイトルマッチ】
2024年7月27日
ジャイルトン・アウメイダ 2R 0:36 TKO(側頭部への鉄槌連打→パウンド) UFC 299: O'Malley vs. Vera 2 2024年3月9日
× セルゲイ・パブロビッチ 1R 3:08 TKO(右アッパー→パウンド) UFC Fight Night: Pavlovich vs. Blaydes 2023年4月22日
トム・アスピナル 1R 0:15 TKO(右膝の負傷) UFC Fight Night: Blaydes vs. Aspinall 2022年7月23日
クリス・ドーカス 2R 0:17 TKO(右ストレート→パウンド) UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus 2022年3月26日
ジャルジーニョ・ホーゼンストライク 5分3R終了 判定3-0 UFC 266: Volkanovski vs. Ortega 2021年9月25日
× デリック・ルイス 2R 1:26 KO(右アッパー→パウンド) UFC Fight Night: Blaydes vs. Lewis 2021年2月20日
アレキサンダー・ヴォルコフ 5分5R終了 判定3-0 UFC on ESPN 11: Blaydes vs. Volkov 2020年6月20日
ジュニオール・ドス・サントス 2R 1:06 TKO(スタンドパンチ連打) UFC Fight Night: Blaydes vs. dos Santos 2020年1月25日
シャミル・アブドゥラヒモフ 2R 2:22 TKO(グランドの肘打ち) UFC 242: Khabib vs. Poirier 2019年9月7日
ジャスティン・ウィリス 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Thompson vs. Pettis 2019年3月23日
× フランシス・ガヌー 1R 0:45 TKO(右フック→パウンド) UFC Fight Night: Blaydes vs. Ngannou 2 2018年11月25日
アリスター・オーフレイム 3R 2:56 TKO(グラウンドの肘打ち) UFC 225: Whittaker vs. Romero 2 2018年6月9日
マーク・ハント 5分3R終了 判定3-0 UFC 221: Romero vs. Rockhold 2018年2月11日
アレクセイ・オレイニク 2R 1:56 TKO(ドクターストップ) UFC 217: Bisping vs. St-Pierre 2017年11月4日
ダニエル・オミランチョク 5分3R終了 判定3-0 UFC 213: Romero vs. Whittaker 2017年7月8日
アダム・ミルステッド 2R 0:59 ノーコンテスト(薬物検査失格) UFC Fight Night: Bermudez vs. Korean Zombie 2017年2月6日
コーディ・イースト 2R 2:02 TKO(肘打ち連打) UFC Fight Night: Lineker vs. Dodson 2016年10月2日
× フランシス・ガヌー 2R終了時 TKO(ドクターストップ) UFC Fight Night: Rothwell vs. dos Santos 2016年4月10日
ルイス・コーティズ 3R 0:41 KO(パンチ) RFA 35: Moises vs. Castillo 2016年2月20日
アレン・クラウダー 2R TKO(パンチ連打) RDMMA: Battle in the south 10 2015年4月11日
ブラッド・フェイラー 2R 0:45 TKO(パンチ連打) SCS 23: Redemption 2014年11月16日
ウィリアム・バティスト 1R 2:14 TKO(パンチ連打) XFO 53 2014年10月12日
ロレンゾ・フッド 1R 1:42 TKO(ドクターストップ) XFO 51 2014年6月1日

表彰

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  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(3回)

脚注

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  1. ^ MIXED MARTIAL ARTS SHOW RESULTS DATE: June 20th, 2020 LOCATION: UFC APEX, Las Vegas boxing.nv.gov 2020年6月20日
  2. ^ [1] UFC公式サイト
  3. ^ UFC Fight Night 86 results: Francis Ngannou closes Curtis Blaydes' eye for TKO win MMA Junkie 2016年4月10日
  4. ^ UFC Fight Night 96 results: Curtis Blaydes takes out Cody East with nasty second-round elbows MMA Junkie 2016年10月1日
  5. ^ Three fighters test positive for marijuana at UFC Fight Night 104 MMA Fighting 2017年3月17日
  6. ^ Curtis Blaydes Defeats Daniel Omielanczuk In Uneventful Bout Low Kick MMA 2017年7月8日
  7. ^ UFC 217 Results: Curtis Blaydes defeats Aleksei Oleinik by TKO bjpenn.com 2017年11月4日
  8. ^ UFC 221 results: Curtis Blaydes dominates Mark Hunt for biggest win of career MMA Junkie 2018年2月10日
  9. ^ Curtis Blaydes Beats Alistair Overeem via 3rd-Round TKO at UFC 225 Bleacher Report 2018年6月9日
  10. ^ UFC Beijing Results: Francis Ngannou stops Curtis Blaydes in 45 seconds Bloody Elbow 2018年11月24日
  11. ^ UFC Nashville results: Curtis Blaydes wrestles his way to dominant decision over Justin Willis MMA Fighting 2019年3月23日
  12. ^ UFC 242 results: Curtis Blaydes plants, pounds and bloodies Shamil Abdurakhimov for TKO win MMA Junkie 2019年9月7日
  13. ^ UFC free fight: Curtis Blaydes showcases punching power to finish Junior Dos Santos MMA Junkie 2020年6月16日
  14. ^ Curtis Blaydes outwrestles Alexander Volkov to win by unanimous decision ESPN 2020年6月20日
  15. ^ UFC Fight Night 185 video: Derrick Lewis knocks out Curtis Blaydes stiff with scary uppercut MMA Junkie 2021年2月20日
  16. ^ UFC 266 results: Curtis Blaydes puts on suffocating performance over Jairzinho Rozenstruik to win decision MMA Fighting 2021年9月25日
  17. ^ UFC Columbus results: Curtis Blaydes crushes Chris Daukaus with right hand knockout punch MMA Fighting 2022年3月26日
  18. ^ Tom Aspinall Suffers Serious Knee Injury vs. Curtis Blaydes at UFC Fight Night Bleacher Report 2022年7月23日
  19. ^ UFC Vegas 71 results: Sergei Pavlovich overwhelm Curtis Blaydes, extends first-round knockout streak to six MMA Mania 2023年4月22日
  20. ^ UFC 299 play-by-play and live results MMA Junkie 2024年3月9日
  21. ^ UFC 304 Results: Edwards vs. Muhammad 2 MMA Fighting 2024年7月27日
  22. ^ Stutter King: How UFC Heavyweight Curtis Blaydes silenced toxic fans, discovered true voice through MMA MMA Mania 2023年9月27日

関連項目

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外部リンク

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