カルロ・サラチェーニ(Carlo Saraceni、Carlo Saracino、1579年頃 - 1620年6月16日)はイタリアの画家である。

カルロ・サラチェーニ
Carlo Saraceni
作者不詳の肖像画
生誕 1579年
イタリア,ヴェネツィア
死没 1620年6月16日
イタリア,ヴェネツィア
テンプレートを表示

略歴

編集

ヴェネツィアの絹商人の息子とされる。1600年頃、ローマに移ってきて、彫刻家、カミッロ・マリアーニの工房で働いた後、同じ頃ローマに移ってきた画家、アダム・エルスハイマーの工房で働いたとされている。その頃、ローマでその作品が評判になっていたカラヴァッジオの影響も強く受けた。

1810年代の後半から、多くの教会の祭壇画を描いた。1616年からはジョヴァンニ・ランフランコとともにクイリナーレ宮殿の王の間 (Sala Regia) の壁画も描いた。

1620年にヴェネツィアに戻り、ドゥカーレ宮殿の 大評議会堂(Sala del Maggior Consiglio)Sala del Maggior Consiglio)に大作を描いた。ヴェネツィアで没した。

作品

編集

参考文献

編集
  • Bruno Henrich: Saraceni, Carlo. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 29: Rosa–Scheffauer. E. A. Seemann, Leipzig 1935, S. 459.
  • Anna Ottani Cavina: Saraceni, Carlo. In: Raffaele Romanelli (Hrsg.): Dizionario Biografico degli Italiani (DBI). Band 90: Salvestrini–Saviozzo da Siena. Istituto della Enciclopedia Italiana, Rom 2017.