カリスマ (映画)
カリスマ | |
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Charisma | |
監督 | 黒沢清 |
脚本 | 黒沢清 |
製作 |
神野智 下田淳行 |
製作総指揮 |
中村雅哉 池口頌夫 |
出演者 |
役所広司 池内博之 大杉漣 |
音楽 | ゲイリー芦屋 |
撮影 | 林淳一郎 |
編集 | 菊池純一 |
配給 | 日活=東京テアトル |
公開 |
フランスの旗 1999年12月8日 2000年2月26日 |
上映時間 | 104分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
編集黒沢清監督・脚本、役所広司主演の日本映画である。黒沢・役所コンビとしては『CURE』、『ニンゲン合格』に続く3作目。役所主演の黒沢映画としては2作目である。
カンヌ国際映画祭の監督週間部門で1999年5月17日に上映され、同年12月8日に製作国の日本に先駆ける形でフランスで劇場公開された。日本における劇場初公開は2000年2月26日。脚本自体はサンダンス・インスティテュートのスカラシップを獲得したが、長らく製作は実現されなかった。そのせいか内容はサンダンスでのスカラシップ獲得時のものと大きく異なっている。
一本の木を巡る人々の対立というストーリーの着想自体は、インディ・ジョーンズの中の宝の奪い合いからヒントを得たらしい(宮台真司との対談より)。しかし、本作の様相はインディ・ジョーンズのそれとはかけ離れたものとなっている。意味深で難解な映画であるが、シネフィルの間では評価は高く、『CURE』に次ぐ黒沢清監督の代表作と言われている。
あらすじ
編集ある青年が人質篭城事件を起こし、その事件を担当した刑事・薮池五郎(役所広司)は犯人と人質を両方死なせてしまい、心に深い傷を負う。上司から休暇を言い渡された薮池は、ある森で不思議な一本の木を見つける。その木は根から毒素を分泌し、周囲の木々を枯らしてしまう奇妙な木で「カリスマ」と呼ばれていた。他の木々を守るためカリスマ伐採を主張する中曽根(大杉漣)達であったが、カリスマを守ろうとする青年・桐山(池内博之)に妨害され、「カリスマ」を巡って住人たちは次第に対立の度を深めていく。
スタッフ
編集キャスト
編集キャッチコピー
編集- 世界の法則を回復せよ
受賞履歴
編集- 第10回日本映画プロフェッショナル大賞作品賞を受賞