カモンイス賞(ポルトガル語:Prémio Camões)は、ポルトガル語世界でもっとも重要な文学賞であり、ルイス・デ・カモンイスにちなんで名づけられた。通年ポルトガルFundação Biblioteca Nacional(国民図書館財団)とブラジルDepartamento Nacional do Livro(国民書籍部門)によってポルトガル語で傑出した作品を著した著者に与えられる。

カモンイス賞
ポルトガル語圏(ルゾフォニア)
報酬€100,000
初回1989

ポルトガル語作品にとってノーベル文学賞と同等であるともみなされる。賞金は100,000ユーロである。

受賞者

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年度 著者 国籍
1989 ミゲル・トルガポルトガル語版 (1907 - 1994)   ポルトガル
1990 ジョアン・カブラル・デ・メロ・ネトポルトガル語版 (1920 - 1999)   ブラジル
1991 ジョゼ・クラヴェイリーニャ (1922 - 2003)   モザンビーク
1992 ヴェルジーリオ・フェレイラポルトガル語版 (1916 - 1996)   ポルトガル
1993 ラケル・デ・ケイロスポルトガル語版 (1910 - 2003)   ブラジル
1994 ジョルジェ・アマード (1912 - 2001)   ブラジル
1995 ジョゼ・サラマーゴ (1922 - 2010)   ポルトガル
1996 エドゥアルド・ロウレンソポルトガル語版 (1923 - 2020)   ポルトガル
1997 ペペテラ (1941 -)   アンゴラ
1998 アントニオ・カンヂードポルトガル語版 (1918 - 2017)   ブラジル
1999 ソフィア・デ・メロ・ブレイネルポルトガル語版 (1919 - 2004)   ポルトガル
2000 アウトラン・ドウラードポルトガル語版 (1926 - 2012)   ブラジル
2001 エウジェニオ・デ・アンドラーデポルトガル語版 (1923 - 2005)   ポルトガル
2002 マリア・ベーリョ・ダ・コスタポルトガル語版 (1938 - 2020)   ポルトガル
2003 ルベン・フォンセカポルトガル語版 (1925 - 2020)   ブラジル
2004 アグスティーナ・ベサ=ルイスポルトガル語版 (1922 - 2019)   ポルトガル
2005 リギア・ファグンデス・テレスポルトガル語版 (1918 - 2022)   ブラジル
2006 ジョゼ・ルアンディーノ・ヴィエイラ (1935 -) - 受賞辞退 [1]   ポルトガル/  アンゴラ
2007 アントニオ・ロボ・アントゥーネス (1942 -)   ポルトガル
2008 ジョアン・ウバルド・リベイロポルトガル語版 (1941 - 2014)   ブラジル
2009 アルメニオ・ヴィエイラ (1941 -)   カーボベルデ
2010 フェレイラ・グラールポルトガル語版 (1930 - 2016)   ブラジル
2011 マヌエル・アントニオ・ピナポルトガル語版 (1943 -2012)   ポルトガル
2012 ダルトン・トレヴィザンポルトガル語版 (1925 -)   ブラジル
2013 ミア・コウト (1955 -)   モザンビーク
2014 アルベルト・ダ・コスタ・エ・シルヴァポルトガル語版 (1931 - 2023)   ブラジル
2015 ヘリア・コレイアポルトガル語版 (1949 -)   ポルトガル
2016 ラドゥアン・ナッサルポルトガル語版 (1935 -)   ブラジル
2017 マヌエル・アレグレポルトガル語版 (1936 -)   ポルトガル
2018 ジェルマーノ・アルメイダポルトガル語版 (1945 -)   カーボベルデ
2019 シコ・ブアルキ (1944 -)   ブラジル
2020 ヴィトール・マヌエル・デ・アギアール・エ・シルヴァポルトガル語版 (1939 -)   ポルトガル
2021 パウリーナ・チジアネポルトガル語版 (1955 -)   モザンビーク
2022 シルヴィアーノ・サンティアゴポルトガル語版 (1936 -)   ブラジル
2023 ジョアン・バレントポルトガル語版 (1940 -)   ポルトガル

脚注

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  1. ^ Luandino Vieira recusa Camões por "razões pessoais"”. Diário de Notícias. 2006年5月25日閲覧。