カフェ・ロワイヤル
コーヒーの嗜み
カフェ・ロワイヤル(仏: Café royal)は、コーヒーの飲み方のひとつ。カクテルの1つとされることもある。カフェ・グロリア(Café Gloria)とも呼ばれる[1]。
概要
編集コーヒー(ブラック)を注ぎ、スプーンに角砂糖を乗せる。角砂糖にブランデーかコニャックを注いで染み込ませる。角砂糖に染みたアルコール分に点火し、アルコール分による青い炎を楽しみ、火が消え角砂糖が溶けたら、コーヒーに落とし、かき混ぜて飲む[2][3][4][5]。
ロワイヤル・スプーンとも呼ばれる先端が下に降り曲がっていて、カップの縁に固定できるスプーンもある[2]。なお、ロワイヤル・スプーンは日本で考案されたカトラリーである[6]。
ブランデーの香りと青い炎の演出を楽しむ飲み方である。アルコール分が燃える青い炎は明るい場所で見えにくいため、やや暗い場所の方が炎の演出を楽しむには向いている[2][3]。
出典
編集- ^ Kenneth Davids (1991) (英語). Coffee: A Guide to Buying, Brewing & Enjoying. 101 Productions. p. 225. ISBN 9781564265555
- ^ a b c 伊藤博『コーヒー事典』保育社、1994年、81頁。ISBN 9784586508693。
- ^ a b c 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、78頁。ISBN 9784072743935。
- ^ 福西英三『カクテル入門』保育社、1982年、23頁。ISBN 9784586505630。
- ^ 岡崎ユウ『本格 家飲みカクテル教本 新装版 ルールをマスターして美味しく楽しむ120種』メイツ出版、2021年、114頁。ISBN 9784780424928。
- ^ “知らなかった、日本で生まれたカトラリー!”. 燕物産. 2022年8月29日閲覧。
- ^ 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3