カドゥケウスZ 2つの超執刀
『カドゥケウスZ 2つの超執刀』(Trauma Center Second Opinion)は、株式会社アトラスが2006年12月12日に発売したWii用ソフトである。
ジャンル | ドラマティック手術アクション |
---|---|
対応機種 | Wii |
開発元 | アトラス |
発売元 |
アトラス 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | 12cm光ディスク |
発売日 |
2006年11月19日 2006年12月2日 2007年8月10日 2008年8月28日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:T (13歳以上) PEGI:「12」 ACB:M |
コンテンツアイコン |
CERO: 暴力 ESRB: Blood Mild Language Mild Violence PEGI: Mild bad language |
アスペクト比 | 4:3 |
売上本数 |
23,409本[1] 40万本[2] |
ニンテンドーDSで発売された『超執刀 カドゥケウス』のリメイク作品に当たる。
概要
編集DS版がタッチペン(もしくは、直タッチ)で操作していたのに対し、こちらはWiiリモコンによるポインティングと、ヌンチャクによる手術器具の選択で操作を行う。グラフィックが全面的に描き直されているほか、新たなシナリオと主人公が追加された。難易度選択も可能となっており、Easy、Normal、Hardの三段階から各ステージ毎に自由に選択出来る仕様が取られている。
Wiiのローンチタイトルとして発売された。DS版と同様に、一見すると章立てされたシナリオを進めるアドベンチャーゲームのようだが、シナリオパートでは選択肢等が一切存在していない純然たるアクションゲームである。アクションパートの難易度は高いため、瞬時に的確な道具を選び状況を見極めて、効果的な処置を施さなければ目的の達成は難しい。
16:9のワイド画面には非対応であり、4:3のノーマル画面でのプレイ専用ソフト(プログレッシブ出力にも非対応)。
キャラクターデザインはDS版と異なり、『ペルソナ2』で副島成記と共にサブキャラクターデザインを勤めた土居政之が担当している。シナリオはDS版と同じく磯貝正吾が手がけた。
北米・欧州ではDS版同様高い人気を誇っており、『Trauma Center Second Opinion』のタイトルで発売されて40万本を越えるヒット作となった[2]。この実績はアトラスの平成19年3月期決算の業績上方修正理由(連結)において、同社の人気ソフト『ペルソナ3』と、『世界樹の迷宮』のヒットと並び説明されており、本作を含めたカドゥケウスシリーズは同社の海外向け主力シリーズとなっていた。
米国任天堂の社長レジー・フィザメはWii発売時のインタビューにおいて、本作を『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』と並びお気に入りであると述べた。[要出典]
続編として、同一世界観でありながら舞台や登場人物を一新した『カドゥケウス ニューブラッド』が発売されている。
この節の加筆が望まれています。 |
ストーリー
編集あらゆる病の撲滅を目的とする世界組織カドゥケウス。表向きには難病の研究をする機関として認知されているが、その実態は医療テロや劇症型の伝染病と闘うために結成された特殊機関である。
主人公の月森孝介はカドゥケウスの外科医として、死に至る謎の奇病ギルス (guilth) と戦う。
追加された手術器具
編集- カウンターショック
- 前作の心臓マッサージのかわりに導入された。Wiiリモコンとヌンチャクを画面に近づけタイミングよくZボタンとBボタンを押すと心拍数を回復できる。
- ペンライト
- 暗闇の中、術野を部分的に確保することができる。
- フラッシュ
- 暗闇の中、術野を一時的に確保することができる。
超執刀
編集月森とミラはそれぞれ異なる超執刀能力を使うことができる。
月森の能力は、器具の反応速度が通常のまま時の流れを遅くすることが可能となる。ミラの能力は、処置で"OK"・"GOOD"・"COOL"を出すと患者の心拍数を回復させることが可能。
通常シナリオ中それぞれ1回ずつしか使用できない。
クリア条件
編集術前カンファレンス・術中の指示通りの処置を行い、制限時間内に患者を心停止させずに閉創すればよい。
登場人物
編集脚注
編集- ^ 「2006年度ゲーム市場最新レポート」『ファミ通ゲーム白書2007』エンターブレイン、2007年、10頁。ISBN 978-4-7577-3577-4。
- ^ a b “財務ハイライト 決算説明会資料”. 株式会社インデックス (2008年10月31日). 2011年9月27日閲覧。