カサ・ロサダ
アルゼンチン大統領官邸
カサ・ロサダ(西: La Casa Rosada)は、アルゼンチン大統領官邸。スペイン語で、「ピンク色の館」(通称:ピンクハウス)という意味である[1]。
カサ・ロサダ La Casa Rosada | |
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5月広場から見たカサ・ロサダ | |
情報 | |
用途 | アルゼンチン大統領の執務 |
設計者 |
郵便局:カール・キールバーグ 総督府:ヘンリック・オーバーグ 総合フランチェスコ・タンブリーニ |
事業主体 | アルゼンチン政府 |
管理運営 | アルゼンチン政府 |
構造形式 | イタリア風の建築 |
状態 | 完成 |
階数 | 4階 |
着工 |
郵便局:1873年 総督府:1882年 総合:1886年 |
開館開所 |
郵便局:1879年 総督府:1886年 総合:1898年 |
解体 | 1938年(一部) |
所在地 |
アルゼンチン ブエノスアイレスバルカルセ50 |
文化財 | アルゼンチン国定歴史建造物 |
概要
編集ブエノスアイレス中心部の五月広場に面した3階建て一部4階の建物で、1873年に着工し、1878年に竣工なった、カルロス・キールベルグ(Carlos Kihlberg)設計のコレオス宮殿(Palacio de Correos)を改築増築させたのがカサ・ロサダで、1894年に竣工。イタリア人建築家のフランチェスコ・タムブリーニ(Francesco Tamburini)設計である。その後、アルゼンチン大統領の官邸として使用されることとなる。1938年には大規模改築工事が行われている。
1957年5月27日、別棟のカサ・ロサダ歴史博物館が竣工する。
1996年、当時のカルロス・メネム大統領の許可の元、カサ・ロサダでアメリカ映画『エビータ』のロケが行われ、主役でエバ・ペロン役のマドンナが同官邸のバルコニーから『アルゼンチンよ、泣かないで』を歌うシーンが撮影された。
色がピンクなのはエデラーレス(赤の党)とウニタリオス(白の党)で国内が内戦状態だったのを大統領ドミンゴ・ファウスティーノ・サルミエントが1873年に統合、官邸を両党の色を混ぜたピンクにした[1]。