カケル (漫画)
漫画
『カケル』は竹下堅次朗による日本の漫画作品。『週刊ヤングサンデー』(小学館)にて1997年から2000年まで連載された。単行本は全13巻。
最終巻(13巻)の表紙には「未完」と記載されている。これについては作者と小学館の仲違いが主な要因とされており、打ち切りになったという。作者曰く「続きを書いてくれ」といった誘いを他出版社から受けているらしいが、「大人の事情」で実現しないらしい。
あらすじ
編集台場駆は、走った後「体の五感が異常に鋭くなる」という特異体質を除けば、どこにでもいるような平凡な少年である。走った後は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が発達し、例えば見たものを細部にいたるまで写真のように記憶する、直観像記憶力が使えるようになる。ただし、この異常感覚は約30分しか続かない。駆はこの能力を使い、様々な怪奇事件を解決していく。
登場人物
編集この節の加筆が望まれています。 |
- 台場駆
- 本作の主人公。「極度の緊張」等によって五感が鋭くなる少年。その能力で様々な事件を解決して行く事になる。
- 台場サトル
- 駆の兄。駆と同じ「五感」の力を持つ。彼の出現により、平凡な駆の人生は大きく動き始める。
- 夏目葵
- 駆と同じ高校に通う3年生。駆と付き合っている。「過去のある事件」により心に傷を負っている。
- 紫堂輪
- 正体不明の謎の転校生。独特の力で駆を狙う。
- 鈴木(女王)玲子
- 鈴木建設社長の令嬢。自己中心的だかなぜか憎めない、抜群のプロポーションの美少女。アイドルとして多忙な日々を送っている。駆の一年後輩で、駆に好意を寄せている。そのため葵のことを疎ましく思っている。
用語
編集- 虚空録
- 五感の力の源。
- 創像力(クリメイジョン)
- サトルが追い求めている。「世界を織り直す力」。