オー・ソレ・ミオ
『オー・ソレ・ミオ』(ナポリ語: 'O sole mio、私の太陽)は、イタリアのカンツォーネ(ナポリ民謡)。ジョヴァンニ・カプッロ作詞、エドゥアルド・ディ・カプア、アルフレード・マッツッキ (Alfredo Mazzucchi 1878-1972)[1]作曲。1898年作詞・作曲。
世界中で翻訳され、様々な言語でも歌われるが、通常は原詩で歌われる。原詩のナポリ語は、標準イタリア語とは多少異なる。例えば、曲名の『'O sole mio』は、イタリア語で『Il sole mio』になる(「'O」(オー)は感動詞ではなく冠詞。曲名の和訳は、「おお、私の太陽」は間違いで、「私の太陽」が正しい)。
歌詞
編集ナポリ語(原文) | イタリア語[2] | 日本語 |
---|---|---|
Che bella cosa e' na jurnata 'e sole, |
Che bella cosa una giornata di sole, |
晴れた日は何て素晴らしい、 |
歌い手
編集カンツォーネであり、オペラアリアではないが、テノール歌手が著名な歌い手として知られる。歌い手としてはエンリコ・カルーソ、マリオ・ランツァ、三大テノール(ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス)が有名。
ロックンロール・ポップ歌手によっても、歌われることがある。ブライアン・アダムス、エルヴィス・プレスリーが有名。ただし、プレスリーは曲に原詩とは異なる歌詞をつけて歌った。題名も『イッツ・ナウ・オア・ネバー』と変更されている。『イッツ・ナウ・オア・ネバー』は世界中で2000万枚を売り上げるヒットとなった。イギリスのアルフィー・ボーは、カンツォーネ版とエルヴィス・プレスリー版の両方をアルバムでリリースしている。最近ではイタリアの3人組グループ・イル・ヴォーロが、2011年に熱唱している。
日本ではバリトン歌手の立川澄人が歌唱したものがビクターエンタテインメント発売の『世界の愛唱歌 ベストコレクション』ディスク3他に収録されている。1964年の第15回NHK紅白歌合戦でも立川が歌唱した。
この曲が使われた作品
編集脚注
編集注釈
編集出典注
編集- ^ “Il grande affare di «'O sole mio»” (イタリア語). 2010年1月27日閲覧。
- ^ イタリア語訳『オー・ソレ・ミオ』
関連項目
編集外部リンク
編集- 'O sole mio - ルチアーノ・パヴァロッティ (YouTube)
- 'O sole mio - エンリコ・カルーソー (YouTube)