オータム・イン・ニューヨーク
『オータム・イン・ニューヨーク』(Autumn in New York)は、2000年のアメリカ合衆国のロマンス映画。監督は女優のジョアン・チェン、出演はリチャード・ギアとウィノナ・ライダーなど。リッチな中年プレイボーイが難病を抱えた年若い女性との恋愛をきっかけに自分本意だった生き方を変えていく姿を描いている[3]。
オータム・イン・ニューヨーク | |
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Autumn in New York | |
監督 | ジョアン・チェン |
脚本 | アリソン・バーネット |
製作 |
ゲイリー・ルチェッシ エイミー・ロビンソン トム・ローゼンバーグ |
製作総指揮 |
テッド・タネンバウム ロン・ボズマン |
出演者 |
リチャード・ギア ウィノナ・ライダー |
音楽 | ガブリエル・ヤレド |
撮影 | クー・チャンウェイ |
編集 | ルビー・ヤン |
製作会社 |
レイクショア・エンターテインメント メトロ・ゴールドウィン・メイヤー |
配給 |
MGM Distribution Co. 日本ヘラルド映画 |
公開 |
2000年8月11日 2000年9月23日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $65,000,000[1] |
興行収入 |
$37,761,915[1] $90,726,668[1] 13億5000万円[2] |
ストーリー
編集ウィル・キーンはレストランオーナーであり結婚恐怖症の48歳の独身男。自由奔放な若きシャーロット・フィールディングと出会い、彼は深入りしない軽いロマンスを望んだ。ウィルは「永遠は約束しない」という信条の一方、シャーロットもこの関係は長く続かないと確信していた。なぜならば、彼女は病により死にゆく身であったからだった。
シャーロットの祖母のドリーは、シャーロットの病気を理由に彼女に会うのをやめて欲しいとウィルに警告した。本当の理由はそれだけではなく、ドリーは自分の娘や他の女性達が受けた痛みを同じように孫娘にさせたくなかったのだ。ましてや同じ男にである。ある時、ウィルが他の女性と関係を持ったと知って泣いて帰ってきたシャーロットに、ドリーは過去にシャーロットの母親とウィルの間にあった事を打ち明けた。
ウィルはシャーロットに許しを乞いに会いに来た。シャーロットは怒っていたが、ウィルを許し、二人は短くも愛しい時間を過ごした。
そしてシャーロットはウィルを残してこの世を去った。
その後、ウィルと娘(リサ)と孫の三人でボートに乗っている光景があった。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版[4] | ?版 | ||
ウィル・キーン | リチャード・ギア | 鈴置洋孝 | |
シャーロット・フィールディング | ウィノナ・ライダー | 小林優子 | 笠原弘子[5] |
ジョン・ヴォルペ | アンソニー・ラパーリア | 坂口哲夫 | |
ドロレス・“ドリー”・タルボット | エレイン・ストリッチ | 藤波京子 | |
リサ・タイラー | ヴェラ・ファーミガ | 日野由利加 | |
サラ・ヴォルペ | シェリー・ストリングフィールド | 佐藤しのぶ | |
リン・マッケイル | ジル・ヘネシー | 小池亜希子 | |
トム・グランディ | J・K・シモンズ | 堀部隆一 | |
サイモン | サム・トラメル | ||
ポール・シブリー | メアリー・ベス・ハート | 唐沢潤 | |
シャノン | カリ・ローシャ | ||
アルバート | スティーヴン・ランダッツォ | ||
ネット | ジョージ・スピルフォーゲル三世 | 桐本拓哉 | |
マイケル(ドアマン) | ビル・レイモンド | 宝亀克寿 | |
不明 その他 |
— | 村井かずさ 川村拓央 山門久美 杉本ゆう 出口佳代 |
スタッフ
編集- 監督 - ジョアン・チェン
- 脚本 - アリソン・バーネット
- 製作総指揮 - テッド・タネンバウム、ロン・ボズマン
- 製作 - エイミー・ロビンソン、ゲイリー・ルチェッシ、トム・ローゼンバーグ
- 撮影 - クー・チャンウェイ
- 衣装 - キャロル・オーディッツ
- 編集 - ルビー・ヤン
- 音楽 - ガブリエル・ヤレド
日本語版
編集※ソフト版吹替
- 演出 - 安江誠
- 翻訳 - 高間俊子
- 調整 - 飯村靖雄
- 制作 - グロービジョン
音楽
編集評価
編集北米の公開週の成績は10,987,006ドルで『リプレイスメント』、『スペース カウボーイ』、『インビジブル』に次ぐ初登場4位だった。批評も芳しくなく、6500万ドルの制作費に対し興行成績は最終的に3700万ドルにしかならなかった(世界興収は9072万ドル)[1]。賞もゴールデン・ラズベリー賞ワースト・スクリーン・カップル賞にノミネートされただけだった[7]。
Rotten Tomatoesによれば、71件の評論のうち高評価は20%にあたる14件で、平均点は10点満点中4.3点、批評家の一致した見解は「この映画は恐れていたほど悪くはない(レビューのための事前上映はなかった)が、それほど良くもない。最も顕著な欠点はラブストーリーの陳腐な決まり文句の間抜けさとギアとライダーの相性の悪さである」となっている[8]。Metacriticによれば、21件の評論のうち、高評価は2件、賛否混在は4件、低評価は15件で、平均点は100点満点中24点となっている[9]。
関連項目
編集- エミリー・ディキンソン - アメリカの詩人。
出典
編集- ^ a b c d “Autumn in New York” (英語). Box Office Mojo. 2023年11月21日閲覧。
- ^ 2000年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ “オータム・イン・ニューヨーク”. WOWOW. 2023年11月21日閲覧。
- ^ “オータム・イン・ニューヨーク スペシャル・エディション”. パラマウント・ピクチャーズ. 2023年5月23日閲覧。
- ^ “笠原 弘子 プロフィール”. 尾木プロ THE NEXT. 2023年10月6日閲覧。
- ^ “Autumn in New York Original Soundtrack”. AllMusic. March 27, 2023閲覧。
- ^ “Autumn in New York (2000) - Awards” (英語). IMDb. February 17, 2012閲覧。
- ^ "Autumn in New York". Rotten Tomatoes (英語). 2023年11月21日閲覧。
- ^ "Autumn in New York" (英語). Metacritic. 2023年11月21日閲覧。