オーストラリア聖公会
オーストラリア聖公会(英語: Anglican Church of Australia)は、アングリカン・コミュニオンに所属する、オーストラリアに於ける聖公会の教会。
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現在ではオーストラリア全人口の約20%がこの教会に所属している。世界教会協議会(WCC)の会員。
歴史
編集1787年、リチャード・ジョンソン牧師がニューサウスウェールズ州で宣教活動を始めた。かつては最も信徒数の多い教会だったが、移民政策が変更されてからはイタリアやポーランド、クロアチアといったカトリック圏からの移民が増えたため、今日ではカトリックの信徒が最も多くなった。
信条
編集おおむねイングランド国教会を踏襲しているが、一部見解の相違も見られる。1992年に初めての女性司祭、2008年に初めての女性主教が誕生していて、2017年には西オーストリア大主教区で初めての大主教が誕生しているが、女性司祭さえも認めない教区も少数ある。[1]
カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズが同性愛者の司祭を承認すると、オーストラリア聖公会の中からは異論が噴出した。シドニーの大主教ピーター・ジェンセンは熱烈に反対した。
世界教会協議会に所属している。