オースティン・バーグストロム国際空港
オースティン・バーグストロム国際空港(オースティン・バーグストロムこくさいくうこう、英: Austin-Bergstrom International Airport)は、アメリカ合衆国テキサス州オースティンにある国際空港である。オースティン市街中央部から南東に8kmに位置する。1999年5月23日に旅客業務を開始した。
オースティン・バーグストロム国際空港 Austin-Bergstrom International Airport | ||||||||||
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空港エントランス | ||||||||||
IATA: AUS - ICAO: KAUS | ||||||||||
概要 | ||||||||||
国・地域 | アメリカ合衆国 | |||||||||
所在地 | テキサス州オースティン | |||||||||
種類 | 公共用 | |||||||||
運営者 | オースティン市 | |||||||||
標高 | 165.2 m (542 ft) | |||||||||
座標 | 北緯30度11分40秒 西経97度40分12秒 / 北緯30.19444度 西経97.67000度 | |||||||||
公式サイト | 公式ウェブサイト | |||||||||
滑走路 | ||||||||||
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ヘリパッド | ||||||||||
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統計(2015年) | ||||||||||
旅客数 | 11,897,959人 | |||||||||
発着回数 | 191,193回 | |||||||||
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歴史
編集第二次世界大戦中の1942年、オースティン市は軍用飛行場用地を購入し、アメリカ合衆国連邦政府に貸出した。ただし、飛行場が不要となった時、返還されることを条件としていた。1942年9月19日、陸軍飛行場が完成した。名称はフィリピンのクラーク飛行場で1941年に戦死した同郷軍人ジョン・オーガスト・アール・バーグストロムに敬意を表して1943年にバーグストロム飛行場に変更された。1947年にアメリカ陸軍と空軍の分離の後、バーグストロム空軍基地となった。[2]
戦後、オースティン市は手狭なロバートミラー市営空港の代替となる新空港を検討し始めた。1971年、アメリカ連邦航空局はオースティンとサンアントニオの共同の空港の建設を提案したが、オースティン市は提案を断った。その後、1976年にオースティン市はバーグストロム空軍基地を共同使用する提案を空軍に提出したが、空軍は1978年に提案を拒否した。[2]
1987年、有権者はメイナーの近くに新空港を建設する計画を住民投票で承認した。市は空港用地の買収を始めたが、環境への影響を心配する住民やシエラクラブが訴訟を起こした。[3]
1991年、幸いにも軍事基地再編閉鎖委員会のリストにバーグストロム空軍基地が含まれ、基地の敷地はオースティン市に返還された。このため、メイナーの新空港計画は中止となった。
開業
編集1999年5月23日、オースティン・バーグストロム国際空港は開業した。ロバートミラー市営空港は閉鎖され、空港コードAUSは新空港に受け継がれた。
バーバラ・ジョーダン・ターミナルと呼ばれているメインターミナルは本来18個のゲートがある4.6万平方メートルの建築面積で計画されたが、建設中に設計が変更され6万平方メートルに拡大された。完成したターミナルの第2ゲートから第25ゲートまでのゲートはボーディング・ブリッジを使用し、第1ゲートはタラップを使用した。[4]
近年
編集開業当初はダラスやヒューストンのハブ空港を結ぶ便が主体であったが、オースティンの人口増加と経済的な台頭を反映して、航空会社は直行便の運航を増やした。このため、大型機を受け入れる設備が必要となった。
2014年、ブリティッシュ・エアウェイズはヒースロー空港行きの運航を開始した。この航路は空港初の大西洋横断の航路になった。[5]
ターミナルの最初の拡張プロジェクトは2015年の夏に完了した。拡張は到着階に拡大された税関と入国管理施設、2つの手荷物受ベルトを追加し、出発階に拡大されたセキュリティチェックポイントも追加した。さらに2019年に「ターミナルイーストインフィル」と呼ばれたプロジェクトで9個のゲートを増設し、ゲートは合計34個になった。
主な就航航空会社と路線
編集オースチン・バーグストロム国際空港に航空会社20社でカナダ、イギリスのロンドンを含む67都市を結っている。[6]
空港へのアクセス
編集オースティン・バーグストロム国際空港はテキサス州道71号線という高速道路と直結しており、タクシーや自家用車でのアクセス性が高い。また、キャピタルメトロポリタン交通局(キャップメトロ)のバス路線「20 Manor Road / Riverside」は毎15分出発しており、空港やオースティンの中央とを結ぶ[9]。2030年、空港にある駅はメトロレールの青い線の終点は期待される[10]。
空港の今後
編集2018年12月、空港当局は全体計画を発刊した。全体計画は次の20年を示す。[11]
第1フェーズ
編集バーバラジョーダンターミナルの北には発券、セキュリティ、手荷物受取所のための新しい建物が建てられ、ターミナルの南に20個のゲートがある衛星コンコースも建てられる。さらに、17R/35L滑走路の東に並行している誘導路、「高速出口誘導路」が建てられる。
脚注
編集- ^ FAA Airport Form 5010 for AUS (PDF) , effective 2010-04-08
- ^ a b “Bergstrom Air Force Base History” (英語). web.archive.org. 2011年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
- ^ “Airport site stirs controversy [空港の敷地が論争を起こす]” (英語). The Daily Texan. (1985年1月15日)
- ^ AP通信 (1999年5月23日). “Austin–Bergstrom International Airport to take off today [オースティン・バーグストロム国際空港は今日開業]” (英語). Lubbock Avalanche-Journal. オリジナルの2014年5月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ Kontoravdis, Mateen (2019年3月19日). “Austin Celebrates Five Years of British Airways Flights [オースティン市 ブリティッシュ・エアウェイズの航路の5周年を祝う]” (英語). オリジナルの2019年3月18日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Nonstop flights out of AUS | AustinTexas.gov” (英語). www.austintexas.gov. オースティン市政府. 2021年6月10日閲覧。
- ^ Leff, Gary (2021年6月10日). “American Airlines Is Adding 14 New Destinations From Austin, Quadrupling Its Reach In A Year” (英語). View from the Wing. 2021年6月10日閲覧。
- ^ http://aircanada.mediaroom.com/index.php?s=43&item=838
- ^ “Airport Service” (英語). Capital Metropolitan Transportation Authority. 2021年1月3日閲覧。
- ^ “Austin Rail System | Project Connect by Capital Metro” (英語). Capital Metropolitan Transportation Authority. 2021年1月3日閲覧。
- ^ “Austin–Bergstrom International Airport (ABIA) Master Plan” (英語). austintexas.gov. 2018年12月閲覧。