オロキエタ
フィリピンの都市
オロキエタ(Oroquieta)は、フィリピン南部ミンダナオ島の西部、サンボアンガ半島の付け根にあるミサミス・オクシデンタル州の都市。同州の州都でもある。東はイリガン湾に面している。西は山岳地帯であり、東の海岸部からは傾斜をなしている。2000年の国勢調査では人口は59,843人、世帯数は12,417世帯。バランガイ数は47。
オロキエタ Oroquieta | |
---|---|
位置 | |
オロキエタ市の位置 | |
座標 : 北緯8度29分 東経123度48分 / 北緯8.483度 東経123.800度 | |
行政 | |
国 | フィリピン |
地方 | 北ミンダナオ地方 |
州 | 西ミサミス州 |
市 | オロキエタ |
地理 | |
面積 | |
市域 | 237.88 km2 |
標高 | 138 m |
人口 | |
人口 | (2020年現在) |
市域 | 72,301人 |
その他 | |
等時帯 | フィリピン標準時 (UTC+8) |
歴史
編集オロキエタの語源は、スペイン語で「金」を意味する「Oro」と、「見つかった」を意味する「Quieta」からなる。
オロキエタは第二次世界大戦の一時期、フィリピンの臨時首都だったことがある。フィリピン・コモンウェルス大統領マニュエル・ケソンは、マニラを脱出しオーストラリア経由でアメリカ合衆国へ向かう途中、まだ市ではなく町だったオロキエタに到着し、ここで亡命政府を樹立した。その後、彼はコモンウェルスの閣僚たちとアメリカ極東陸軍(U.S. Army Forces Far East)の潜水艦でオーストラリアに向かった。日本の降伏とフィリピン共和国の独立後、政府はオロキエタを戦時に果たした役割から市へ昇格させた。