オレグ・ユリヨヴィチ・ベルニャエフ(Oleg Yuriyovych Vernyayev、ウクライナ語: Олег Юрійович Верняєв1993年9月29日 - )は、ウクライナ体操競技選手2016年リオデジャネイロオリンピックの男子種目別平行棒の金メダリスト[2]。身長160cm[2]

オレグ・ベルニャエフ
国籍  ウクライナ
生年月日 (1993-09-29) 1993年9月29日(31歳)
生誕地  ウクライナ ドネツィク州ドネツィク
身長 160cm[1]
体重 56kg[1]
種目 男子体操競技
所属 ウクライナ軍
コーチ Gennady Sartynsky
獲得メダル
体操競技
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 平行棒
2016 リオデジャネイロ 個人総合
世界選手権
2014 南寧 平行棒
2015 グラスゴー 平行棒
2019 シュツットガルト 個人総合
ヨーロッパ選手権
2014 ソフィア 平行棒
2015 モンペリエ 個人総合
2015 モンペリエ 平行棒
2016 ベルン 跳馬
2012 モンペリエ 平行棒
2016 ベルン 平行棒
2013 モスクワ 個人総合
2014 ソフィア 団体総合
2014 ソフィア 跳馬
ヨーロッパ競技大会
2015 バクー 個人総合
2015 バクー 跳馬
2015 バクー 団体総合
ユニバーシアード
2015 光州 個人総合
2015 光州 平行棒
2013 カザン 団体総合
2015 光州 ゆか
2013 カザン 個人総合
2013 カザン 平行棒
2015 光州 団体総合
2015 光州 つり輪
2015 光州 跳馬
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経歴

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ウクライナのドネツク出身[2]

2014年世界体操競技選手権の男子種目別平行棒で金メダル獲得[2]2015年世界体操競技選手権の男子種目別平行棒では2位で銀メダル獲得[2]

2016年リオデジャネイロオリンピックの体操男子個人総合の決勝では接戦の末、内村航平が92.365点で金メダル、ベルニャエフ自身は0.099点差の92.266点で銀メダルとなった[2][3]。体操男子個人総合の決勝後に行われた記者会見では内村に対して「審判から好意的に見られているのでは」と意地悪な質問をした記者に対して、ベルニャエフは割って入り「内村はキャリアの中で高い点数を取ってきたんだ。今の質問は無駄だと思う。みんなあこがれているさ」と反論[4][5]。これには日本国内からも反響があり、東京のウクライナ大使館へはベルニャエフを称賛する電話やメールが数多く寄せられ、さらにはウクライナではベルニャエフが劣悪な練習環境にあることから新しい体操器具の購入費の寄付の申し出なども届いた[5]

その後に行われたリオデジャネイロオリンピックの体操男子種目別平行棒では16.041点で金メダルを獲得した[6]

2022年、ロシアのウクライナ侵攻を受け、母国防衛のためウクライナ軍に入隊したことが報じられた[7]

脚注

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  1. ^ a b International Federation of Gymnastics
  2. ^ a b c d e f 金メダリストの略歴=オレグ・ベルニャエフ(男子種目別平行棒)〔五輪・体操〕”. jiji.com. 2016年8月18日閲覧。
  3. ^ 体操男子個人総合で内村航平が2連覇の快挙 最後の鉄棒でベルニャエフを逆転 ロイター(東洋経済オンライン) 2016年8月11日
  4. ^ 『銀』ベルニャエフ、採点に批判的な質問に「今の質問は無駄」/体操”. sanspo.com. 2016年8月18日閲覧。
  5. ^ a b 男気ベルニャエフに金!? 内村との友情に賞賛の嵐!寄付申し出も/体操”. sanspo.com. 2016年8月18日閲覧。
  6. ^ 加藤凌平、平行棒7位「最後の最後で楽しいオリンピックだと思いました」”. sanspo.com. 2016年8月18日閲覧。
  7. ^ “内村航平のライバルがウクライナ軍入隊 ベルニャエフ、SNSに軍服姿でピースサイン投稿”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2022年4月7日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/04/07/kiji/20220406s00067000783000c.html 2022年4月8日閲覧。 

外部リンク

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