オリハ・ステファニシナ
オリハ・ステファニシナ(ウクライナ語: Ольга Віталіївна Стефанішина, Olha Vitaliyivna Stefanishyna, 1985年10月29日[1] - )は、ウクライナの政治家、行政官、弁護士。欧州・欧州大西洋統合担当副首相(Deputy prime minister for European and Euro-Atlantic integration)を務める。また、2024年9月5日より司法相も兼任している。日本語の報道では「ステファニシナ副首相」と呼称されることがある[2]。
オリハ・ステファニシナ Ольга Віталіївна Стефанішина | |
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2024年 | |
ウクライナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相兼司法相 | |
就任 2024年9月5日 | |
首相 | デニス・シュミハリ |
ウクライナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相 | |
任期 2020年6月4日 – 2024年9月4日 | |
首相 | デニス・シュミハリ |
前任者 | ヴァディム・プリスタイコ |
個人情報 | |
生誕 | 1985年10月29日(39歳) ウクライナ・ソビエト社会主義共和国 オデッサ |
出身校 | オデッサ国立経済大学 |
経歴
編集ウクライナ・ソビエト社会主義共和国オデッサ出身。2008年、キエフ大学の国際関係校を卒業。大学では国際法と英語翻訳を学んだ[3]。2016年、オデッサ国立経済大学で金融学とクレジットの専門学位を修了した[4][3]。
2017年3月から12月まで、内閣大臣事務局の欧州・欧州大西洋統合部門の管理官を務めた[4]。同年12月、同部門の局長に就任[4]。
2019年7月の国政選挙に「Ukrainian Strategy of Groysman」の党内名簿25位で立候補した[1]。しかし同党の得票率は2.41%であったため、5%の足切りラインにより議席を獲得することはできなかった(選挙区でも議席は獲得できなかった)[5]。ステファニシナは選挙後、法律事務所に勤務した[3]。
2020年6月4日、ウクライナ最高議会は、ステファニシナを欧州・欧州大西洋統合担当副首相に任命した[6][7][8]。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の下で、「国民の僕」に所属している。
2021年、「最も影響力のあるウクライナ人100人」の中の45番目に選ばれた[9]。また、「最も影響力のあるウクライナの女性100人」の中の14番目に選ばれた[10]。
2022年2月24日、ロシアはウクライナへの全面侵攻を開始[11]。同年3月6日、BBCの取材に応じ、ロシア軍の攻撃目標は病院、保育園、学校なども対象になっていると明かした[12]。3月20日、リビウで朝日新聞記者らの取材に応じた。ウクライナの欧州連合(EU)加盟を求めるとともに、日本に対して「(対ロシア)制裁への参加を他のアジア諸国に呼びかけて欲しい」と要望した[13]。
2024年9月3日にゼレンスキー大統領が政府の大規模刷新を表明し、ステファニシナは副首相からの辞任を表明した[14]。翌日議会はステファニシナを副首相から解任した[15]。
2024年9月5日、ステファニシナは欧州・欧州大西洋統合担当副首相兼司法大臣に任命された[16]。
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NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と(2022年1月10日)
脚注
編集- ^ a b “Стефанішина Ольга Віталіївна” (ウクライナ語). Central Election Commission. June 5, 2020閲覧。
- ^ “ウクライナ「ロ製油施設は正当な標的」、米が攻撃停止要請との報道で”. ロイター通信. (2024年3月22日) 2024年3月23日閲覧。
- ^ a b c New people in government. Dossier on the Deputy Prime Minister and Minister of Culture, Glavcom (4 June 2020)
- ^ a b c “Стефанишина Ольга Витальевна” (ロシア語). LB.ua. June 4, 2020閲覧。
- ^ Servant of the People Party wins 124 mandates on party ticket in Rada elections, Interfax-Ukraine (5 August 2019)
- ^ “Rada with 255 votes backs appointment of Stefanishyna as deputy PM for European Integration”. Interfax-Ukraine (June 4, 2020). June 5, 2020閲覧。
- ^ “Стефанішина Ольга Віталіївна” (ウクライナ語). dovidka.com.ua. June 5, 2020閲覧。
- ^ “ステファニシナ新欧州統合担当副首相、優先課題に言及”. ウクルインフォルム通信 (2020年6月4日). 2022年3月21日閲覧。
- ^ “Зеленский vs Ахметов. 100 самых влиятельных украинцев по версии журнала Фокус” (ロシア語). ФОКУС (2021年12月13日). 2022年1月21日閲覧。
- ^ “100 самых влиятельных женщин Украины по версии журнала "Фокус" 2021” (ロシア語). ФОКУС (2021年6月29日). 2022年1月21日閲覧。
- ^ “ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ “攻撃やまず住民避難が再び打ち切り ウクライナ侵攻11日目”. BBC (2022年3月7日). 2022年3月21日閲覧。
- ^ 国末憲人 (2022年3月21日). “ウクライナ副首相が日本に要望 「アジア諸国に制裁参加呼びかけて」”. 朝日新聞. 2022年3月21日閲覧。
- ^ “ウクライナ閣僚4人が辞任、内閣刷新に向け”. ロイター. (2024年9月4日) 2024年9月4日閲覧。
- ^ “ウクライナ議会、閣僚4名を解任”. www.ukrinform.jp (2024年9月4日). 2024年10月24日閲覧。
- ^ “ウクライナ議会、9名の新閣僚を任命”. www.ukrinform.jp (2024年9月5日). 2024年10月24日閲覧。
- ^ “オーストリア首相、和平探る プーチン氏と会談へ”. 共同通信 (2022年4月11日). 2022年4月22日閲覧。
- ^ “デンマーク、スペイン首相がウクライナ訪問 追加軍事支援を表明”. ロイター (2022年4月22日). 2022年4月22日閲覧。
大に任命された。臣だd
外部リンク
編集- Olga Stefanishyna (@stefanishynao) - X(旧Twitter)
- Olga Stefanishyna (olga.kravets.796) - Facebook
公職 | ||
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先代 ヴァディム・プリスタイコ |
ウクライナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相 2020年6月4日 - 現職 |
次代 |