オランダミミナグサ
オランダミミナグサ(和蘭耳菜草、学名: Cerastium glomeratum)は、ナデシコ科ミミナグサ属の植物。小柄な一年草の雑草である。ヨーロッパ原産で、外来種(帰化植物)として世界中に分布している[2]。
オランダミミナグサ | ||||||||||||||||||||||||
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Cerastium glomeratum
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Cerastium glomeratum Thuill. [1] | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
sticky chickweed, clammy mouse-ear chickweed |
形態・生態
編集全体に毛が生えている。茎は直立し、さじ型の葉を対生する。茎は上に向けて二叉分枝し、先端に集散花序をつける。花弁の先は2裂しているが、開いていることが少ない。 花弁は5枚で、色は白い。建物の壁近くに生えることが多い。
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植物の習慣
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分布
編集ヨーロッパを原産地とする[3]。北アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニア、北アメリカ、南アメリカに移入分布する[3]。
近縁種
編集- ミミナグサ(Cerastium holosteoides var. hallaisanense) - 日本在来種。現在では山間部などに見られる。オランダミミナグサによく似ているが、やや花がまばらであること、葉が赤みを帯びることなどで見分けられる。
脚注
編集- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Cerastium glomeratum”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年4月26日閲覧。
- ^ 久志博信『「山野草の名前」1000がよくわかる図鑑』主婦と生活社、2010年、17ページ、ISBN 978-4-391-13849-8
- ^ a b 国立環境研究所. “オランダミミナグサ”. 侵入生物データベース ―外来種/移入種/帰化動植物情報のポータルサイト―. 2013年4月26日閲覧。
参考文献
編集- 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、343頁。ISBN 4-635-07001-8。
- 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著『日本帰化植物写真図鑑 : Plant invader 600種』全国農村教育協会、2001年、33頁。ISBN 4-88137-085-5。
- 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本 : handy & color illustrated book : 収録数550種超!』秀和システム、2006年。ISBN 4-7980-1485-0。
関連項目
編集外部リンク
編集- "Cerastium glomeratum Thuill" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2013年4月26日閲覧。
- "Cerastium glomeratum". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Cerastium glomeratum" - Encyclopedia of Life
- 波田善夫. “オランダミミナグサ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2013年4月26日閲覧。
- いがりまさし. “オランダミミナグサ”. 植物図鑑・撮れたてドットコム. 2013年4月26日閲覧。