オニゴジュウカラ(鬼五十雀、Sitta magna)は、鳥綱スズメ目ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属に分類される鳥類。

オニゴジュウカラ
オニゴジュウカラ
オニゴジュウカラ Sitta magna
保全状況評価[a 1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ゴジュウカラ科 Sittidae
: ゴジュウカラ属 Sitta
: オニゴジュウカラ S. magna
学名
Sitta magna Ramsay, 1876
和名
オニゴジュウカラ
英名
Giant nuthatch

分布

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中華人民共和国雲南省貴州省南西部)、タイ北西部、ミャンマー中東部[1]

形態

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全長19.5センチメートルとゴジュウカラ科最大種[1]。上面の羽衣は青灰色[1]。頭頂や後頸、下面の羽衣は明灰色で、頬から喉の羽衣は白い[1]。嘴から眼を通り側頭部にかけて黒い筋模様(過眼線)が入る[1]風切羽下面の基部には白い斑紋が入る[1]

オスは過眼線が太く明瞭[1]。メスは下面が褐色みを帯び、過眼線が細く不明瞭[1]

生態

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標高1,200-3,350メートルにあるマツからなる常緑樹林に生息する[1]

食性は雑食で、昆虫などを食べる[1]。大木の樹上で採食を行う[1]

繁殖形態は卵生。樹洞に巣を作る[1]

人間との関係

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森林伐採による生息地の破壊などにより生息数は減少している[1]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 高木武 「オニゴジュウカラ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社2000年、193頁。

関連項目

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外部リンク

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  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2013. Sitta magna. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.2.