オドラニエル・ソリス(Odlanier Solis、1980年4月5日 - )は、キューバプロボクサーハバナ出身。2004年アテネオリンピックヘビー級金メダリスト

オドラニエル・ソリス
基本情報
本名 Odlanier Solis Fonte
通称 La Sombra
階級 ヘビー級
身長 187cm
リーチ 201cm
国籍  キューバ
誕生日 (1980-04-05) 1980年4月5日(44歳)
出身地  キューバハバナ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 25
勝ち 22
KO勝ち 13
敗け 3
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獲得メダル
 キューバ
男子 ボクシング
オリンピック
2004 アテネ ヘビー級
世界ボクシング選手権
2001 ベルファスト ヘビー級
2003 バンコク ヘビー級
2005 綿陽 スーパーヘビー級
パンアメリカン大会
1999 ウィニペグ ヘビー級
2003 サントドミンゴ ヘビー級
AIBA世界ユース選手権
1998 ブエノスアイレス ヘビー級

経歴

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アマチュア時代

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2001年北アイルランドベルファストで開催された世界選手権にヘビー級(91kg)で出場、準決勝でスルタン・イブラギモフ、決勝でデビッド・ヘイを破り金メダルを獲得した[1]

2003年タイバンコクで開催された世界選手権にヘビー級で出場、1回戦でクブラト・プレフを破り金メダルを獲得した[2]

2004年ギリシャアテネで開催されたアテネオリンピックにヘビー級で出場し金メダルを獲得した[3][4]

2005年中華人民共和国綿陽市で開催された世界選手権にスーパーヘビー級(91kg超)で出場、2回戦でビャチェスラフ・グラスコフ、準決勝でクブラト・プレフを破り金メダルを獲得した[5]

プロ時代

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2006年ユリオルキス・ガンボアヤン・バルテレミと3人でドイツ亡命し、アリーナ・ボックス・プロモーションと契約。2007年4月27日にドイツでプロデビュー。その後はドイツやトルコで経験を積む。

2008年10月11日、WBCインターナショナルヘビー級王座決定戦でチャウンシー・ウェリバーと対戦し、9回TKO勝ちで王座を獲得した。

2009年1月9日、アメリカデビューを果たし、ケビン・バーネットに8回TKO勝ち。

2010年12月17日、WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦でレイ・オースティンと対戦。オースティンがクリンチやホールドを繰り返すがソリスも捌ききれずにドロドロの試合となる。10回にオースティンがホールドでソリスを抱えリング外へ転落しそうになった所でラウンド終了のゴングが鳴らされるが、ゴング後にオースティンがパンチを繰り出し10回終了時に失格が宣告されソリスの勝利となった[6]

2011年3月19日、ドイツケルンにあるランクセス・アレーナにてWBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコに挑戦するも、初回にビタリの軽い右フックをブロックした時にバランスを崩し転倒、右足を挫いて試合を続行することが出来なくなってしまう。自爆に近い形で初回TKO負けを喫し初黒星となった[7]

2012年5月20日、アメリカのコンベンション・センターにてコンスタンチン・アイリッチの持つIBFインターナショナルヘビー級王座に挑戦し、3-0(119-109が2者、118-110)の判定勝ちを収めて王座の獲得と再起に成功した。

2014年3月22日、トルコイスタンブールにてWBCインターナショナルヘビー級王座決定戦でトニー・トンプソンと対戦するが12回1-2の判定負け。判定結果は1-2となったが試合地のトルコはソリスの準ホームタウンと言うこともありソリスに甘めのホームタウンデシジョンであった。

2014年10月18日、ドイツのデュッセルドルフでトニー・トンプソンとWBCアメリカヘビー級王座決定戦で再戦予定だったが、ソリスがトレーニング中に足首を捻挫し11月24日に延期された[8]。しかしソリスの足首が回復せずに、これも再延期されることになった[9]

2015年1月24日、ドイツのデュッセルドルフで再延期された試合となるトンプソンと対戦する予定だったが、ソリスの足首が回復せずに3度目の延期となった[10]

2015年2月21日、トルコアンタルヤに場所を変えて3度延期された試合でトンプソンと対戦し、ラウンドが始まってもコーナーから出て行くことが出来ずに9回TKO負けを喫した。これでトンプソン戦2連敗となった。

2016年8月4日、1年6ヶ月ぶりの試合をドイツのハンブルクで行い、2回KO勝利。

獲得タイトル

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  • WBCインターナショナルヘビー級王座
  • IBFインターナショナルヘビー級王座

関連項目

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脚注

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  1. ^ 11.World Championships - Belfast, Northern Ireland - June 3-10 2001”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
  2. ^ 12.World Championships - Bangkok, Thailand - July 6-12 2003”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
  3. ^ 28.Olympic Games Athens, Greece August 14-29, 2004”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年1月5日閲覧。
  4. ^ 元世界ヘビー級王者ポベトキンが現役引退 アテネ五輪で金”. 日刊スポーツ (2021年6月14日). 2021年6月14日閲覧。
  5. ^ 13.World Championships Mianyang, China November 13-20, 2005”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
  6. ^ キューバのソリスがクリチコ戦へ WBCヘビー級挑戦者決定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年12月22日
  7. ^ ビタリ一撃KO ソリスを初回で倒す ボクシングニュース「Box-on!」 2011年3月20日
  8. ^ Odlanier Solis Hurts Ankle, Withdraws From Thompson II”. BoxingScene.com (2014年10月6日). 2014年10月7日閲覧。
  9. ^ Solis vs. Thompson II rescheduled for January 24th”. Fight.News (2014年11月27日). 2014年11月28日閲覧。
  10. ^ Thompson-Solis II delayed again”. ESPN.com (2015年1月19日). 2015年1月20日閲覧。

外部リンク

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