オグロヅル
オグロヅル(尾黒鶴、Grus nigricollis)は、ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類。
オグロヅル | ||||||||||||||||||||||||||||||
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オグロヅル Grus nigricollis
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保全状況評価[a 1][a 2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Grus nigricollis Przevalski, 1876 | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
オグロヅル | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Black-necked Crane Tibetan crane |
分布
編集インド北部、中華人民共和国、ブータン、ベトナム北部[a 2]
ジャンムー・カシミール州東部、甘粛省や四川省、青海省、新疆ウイグル自治区、チベット自治区で繁殖し、ベトナム北部、アルナーチャル・プラデーシュ州、青海省、雲南省、チベット自治区南部で越冬する[1][2]。
形態
編集全長115-152センチメートル[1][2]。頭部から頸部にかけての羽衣は黒い[1][2]。眼後部に白い斑点が入る[1][2]。胴体の羽衣は淡灰色[1][2]。尾羽は黒や黒褐色、風切羽は黒い[1][2]。
頭頂や眼先は羽毛がまばらで、赤い皮膚が裸出する[1][2]。虹彩は黄色[2]。嘴や灰緑色や灰褐色[2]。後肢は黒い[2]。
生態
編集繁殖期は3,000-4,800メートルにある湖沼や湿原、冬季は農耕地に生息する[1]。
食性は雑食で、植物の茎、根、種子、カエル、貝類などを食べる[1]。
繁殖形態は卵生。5-6月に1-2個(主に2個)の卵を産む[1]。雌雄で抱卵し、抱卵期間は31-33日[1][2]。雛は孵化してから約90日で飛翔できるようになる[1]。
人間との関係
編集開発や採掘、放牧による生息地の破壊などにより生息数は減少している[1]。また越冬地で冬季に麦作が行うようになり、農耕地での採食が困難になっている[1]。政府と自然保護団体による越冬地の調査、保護区の指定、啓蒙活動などの保護対策が進められている[1]。
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ^ CITES homepage
- ^ a b
The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2009. Grus nigricollis. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.