オキナワオオコウモリ
オキナワオオコウモリ(Pteropus loochoensis)は、哺乳綱翼手目オオコウモリ科オオコウモリ属に分類される翼手類。
オキナワオオコウモリ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1][2][3] | |||||||||||||||||||||||||||
DATA DEFICIENT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Pteropus loochoensis Gray, 1870[3][4][5][6] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
オキナワオオコウモリ[4][5][6] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Okinawa flying-fox[3] Okinawa flying fox[5][6] |
分布
編集形態
編集前腕長13.6および14.35センチメートル[4][5][6]。体毛は短く、胴体背面でも2センチメートルに達しない[4]。脛部背面が体毛で被われない[4][5][6]。上顎前方に小臼歯がある[5]。
分類
編集19世紀に沖縄島で、3 - 4頭が採取されたのみとされる[4][5]。20世紀以降は発見例がなく、大英自然史博物館所蔵の2頭の標本のみ現存する[3][4][5][6]。一方で実際は沖縄島には分布しておらず、これらの標本は東南アジアで採取されたとする説もある[3][5]。マリアナオオコウモリPteropus mariannusの、シノニムとする説もある[3][6]。
保全状態評価
編集1987年にワシントン条約附属書IIに掲載され、1990年にワシントン条約附属書Iに掲載されている[2]。2017年現在の沖縄県レッドリストでは、絶滅と判定されている[4]。
参考文献
編集- ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng> (Retrived 13/09/2019)
- ^ a b UNEP (2019). Pteropus loochoensis. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (Retrived 13/09/2019)
- ^ a b c d e f Maeda, K. 2008. Pteropus loochoensis. The IUCN Red List of Threatened Species 2008: e.T18773A8614831. doi:10.2305/IUCN.UK.2008.RLTS.T18773A8614831.en, Downloaded on 13 September 2019.
- ^ a b c d e f g h 金城和三・中本敦 「オキナワオオコウモリ」『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編』、沖縄県文化環境部自然保護課編、2017年、91頁。
- ^ a b c d e f g h i 前田喜四雄 「オキナワオオコウモリ」『日本の哺乳類【改訂2版】』阿部永監修、東海大学出版会、2008年、28、159頁。
- ^ a b c d e f g h i 前田喜四雄 「オキナワオオコウモリ」『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生動物-1 哺乳類』環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編、株式会社ぎょうせい、2014年、3頁。