エンディングノート
解説
編集自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気[2]にかかったときに希望する内容を記す。特に後者の内容を、事前指示(英: Advanced directive)と呼ぶ場合がある[3]。
書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意であるが、主に
などがある。
法的効力を有する性格の文書である遺言とは異なり、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としている。
書籍や文具としてエンディングノートが販売されている。また自治体やNPOなどが無料配布してエンディングノートに関する講座を開いている例もある[4]。
2011年にはエンディングノートを題材とした日本映画「エンディングノート」(砂田麻美監督)が公開され、日本製ドキュメンタリー映画で、「ゆきゆきて神軍」(1987年)以来、初めて興行収入1億円を突破した。
脚注
編集- ^ エンディングノートの意味とは - Yahoo!辞書[リンク切れ]
- ^ 認知症などが想定される。
- ^ 山本悠司:終末期患者の意思を尊重する方法―米国の活動の日本への移行可能性について―.医療・生命と倫理・社会 12: 13-27, 2015(大阪大学大学院医学系研究科 医の倫理と公共政策学)
- ^ 「エンディングノート」の配布を行っております。|南保健福祉総合センター 地域福祉課|堺市南区
関連項目
編集外部リンク
編集- 「エンディングノート」とか「事前指示書」って何? - 読売新聞、2011年10月19日
- 終末期医療に関する事前指示書 - 半田市