エレニの旅
『エレニの旅』(ギリシャ語: Τριλογία - Το Λιβάδι που Δακρύζει;ラテン文字転写: Trilogia: To livadi pou dakryzei)は、2004年にフランス・ギリシャ・イタリアの出資で製作された映画である。テオ・アンゲロプロス監督による20世紀を題材にした三部作の一作目(二作目は『エレニの帰郷』)。主演はアレクサンドラ・アイディニ。2004年、ヨーロッパ映画賞の監督・撮影・音楽の各部門にノミネートされた。
エレニの旅 | |
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Τριλογία - Το Λιβάδι που Δακρύζει | |
監督 | テオ・アンゲロプロス |
脚本 |
テオ・アンゲロプロス トニーノ・グエッラ ペトロス・マルカリス ジョルジオ・シルヴァーニ |
出演者 | アレクサンドラ・アイディニ |
音楽 | エレニ・カラインドルー |
撮影 | アンドレアス・シナノス |
配給 | フランス映画社 |
公開 |
2004年2月20日 2005年4月29日 |
上映時間 | 170分 |
製作国 |
フランス ギリシャ イタリア |
言語 | ギリシャ語 |
家族を失ってゆく主人公の半生とともにギリシャの困難な現代史を神話的に描く。
ストーリー
編集ロシア革命でオデッサを追われた人々がギリシャに戻って築いた村で、戦災孤児だったエレニは村のリーダー、スピロス(コロヴォス)に引き取られ育てられていた。スピロスに結婚を迫られたエレニは恋人(プルサディニス)とともに逃げ出し、ニコス(アルメニス)たちともに旅芸(音楽)人として生きることを選ぶ。
キャスト
編集- アレクサンドラ・アイディニ - エレニ
- ニコス・プルサディニス - アレクシス
- ヨルゴス・アルメニス - ヴァイオリン奏きのニコス
- ヴァシリス・コロヴォス - スピロス
- エヴァ・コロヴォス - カッサンドラ(スピロスの姉)
- タリア・アルギリウー - ダナエ(スピロスの妻)
- ミハリス・ヤナトス - マネージャーでクラリネット吹きのジシス
- トゥーラ・スタントプロス - ニューオデッサの村人の老婆