エレットラ (A 5340)
エレットラ(イタリア語: Elettra, A 5340)は、イタリア海軍の情報収集艦。公式の艦種は多用途支援艦(Nuova Unità Polivalente di Supporto, NUPS)[1]。艦名はグリエルモ・マルコーニの娘エレットラに由来し、この名を受け継いだイタリア軍艦としては2代目にあたる。同型艦はない。
エレットラ | |
---|---|
基本情報 | |
建造所 |
フィンカンティエリ社 リヴァ・トリゴソ造船所 |
運用者 | イタリア海軍 |
艦種 | 情報収集艦 |
モットー | Anima i silenzi aerei |
艦歴 | |
発注 | 1999年12月10日 |
起工 | 2001年1月20日 |
進水 | 2002年8月24日 |
就役 | 2003年4月2日 |
要目 | |
基準排水量 | 2,466トン |
満載排水量 | 3,180トン |
全長 | 93.5 m |
最大幅 | 15.5 m |
吃水 | 5.1 m |
機関 |
ディーゼル・エレクトリック方式 ・バルチラ NSD B230-12M ディーゼルエンジン×2基 ・AEG CC 3127推進発電機×2基 ・AEG永久磁石電動機×2基 |
出力 | 4,000馬力 |
速力 | 最大17ノット |
航続距離 | 8,000海里 (12kt巡航時) |
乗員 | 28名および専門技術者65名 |
兵装 |
・80口径25mm単装機銃× 2基 ・12.7mm機銃×2挺 |
レーダー | ケルビン・ヒューズ Nucleus 6000 航法用 × 2基 |
設計面では、北大西洋条約機構の海洋観測艦「アライアンス」の発展型となっている[1]。
主たる任務は戦略的情報収集任務で、電磁および音響情報の収集、解析のほか海底研究の支援や後方支援業務も行う。
艦歴
編集「エレットラ」は、フィンカンティエリリヴァ・トリゴソ造船所で建造され、2002年8月24日にマルコーニの娘プリンチペッサ・エレットラ・マルコーニにより命名・進水し、2003年4月2日に就役する。
遠洋部隊司令部に配属されラ・スペツィア海軍基地を母港にしている。
参考文献
編集外部リンク
編集- ELETTRA A 5340海軍公式ページ