エリック・オルソン
エリック・ソアー・オルソン(Eric Thor Olson, 1952年1月24日 - )は、アメリカ合衆国海軍の軍人。2007年5月に海軍軍人としては初となる特殊作戦軍司令官に任命され、あわせて海軍大将に叙された。SEAL出身者で初の大将[1]。
エリック・オルソン Eric Thor Olson | |
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エリック・オルソン大将(左胸の略綬の上部に、SEAL出身者であることを示す記章を付けている。) | |
生誕 |
1952年 ワシントン州 タコマ |
所属組織 | アメリカ海軍 |
軍歴 | 1973 - 2011 |
最終階級 | 海軍大将 |
指揮 |
アメリカ海軍特殊戦コマンド アメリカ特殊作戦軍 |
戦闘 |
湾岸戦争 モガディシュの戦い |
経歴
編集ワシントン州タコマに生まれ、1973年、海軍兵学校を卒業。SEAL訓練課程修了後、SEALチーム2およびチーム1に配属され、以後一貫して特殊戦畑を歩む。1989年にSEAL第1輸送艇部隊長、1991年には第2特殊ボート戦隊長に任ぜられる[2]。1993年10月のモガディシュの戦闘では救助部隊を支援し、この功績により銀星章を授与される[3]。1994年、海軍特殊戦展開グループ(DEVGRU)司令官となり[4]、その後、統合特殊作戦コマンド参謀長となる。
1999年4月、准将に昇進[5]。同年7月、アメリカ海軍特殊戦コマンド司令官に任命され[6]、 2002年2月、少将となる[7]。 2002年6月には海軍作戦本部戦略政策課長となり[8]、ついで 2003年1月、海軍作戦次長補(計画・政策・作戦担当)に任ぜられる[9]。 2003年6月、特殊作戦軍副司令官となり、あわせて中将に昇進[10]。 2007年5月にはブライアン・ブラウン陸軍大将の後任として第8代の特殊作戦軍司令官に任命され、あわせて大将となった[11]。
オルソンはこの他に、国連軍事オブザーバーとしてイスラエルおよびエジプト勤務を経験している。また、海軍大学院で国家安全保障問題の修士号を取得しており、国防言語研究所(Defense Language Institute)でフランス語とアラビア語を習得している[12]。
参照資料
編集- ^ Jim Garamone, "Navy Admiral Takes Helm of U.S. Special Ops Command," American Forces Press Service News Articles, U.S. Department of Defense, July 9, 2007.
- ^ Henry Cuningham, "Seventy-First grad retiring with 4 stars," FeyObserver.com, July 09, 2007."
- ^ Mike Bottoms & Laura LeBeau, "USSOCOM holds historic change of command ceremony," U.S. Special Operation Command News Release, July 2007, p.2.
- ^ Richard Lardner & Anne Flahety, "Admiral: Bureaucracy hampers terror war," USATODAY.com, 2007.
- ^ U.S. Department of Defense, "Memorandum for Correspondents: No. 043-M," April 8, 1999.
- ^ U.S. Department of Defense, "Memorandum for Correspondents: No.114-M," July 9, 1999.
- ^ U.S. Department of Defense, "News Release: No. 076-02," February 15, 2002.
- ^ U.S. Department of Defense, "News Release: No. 314-02," June 18, 2002.
- ^ U.S. Department of Defense, "News Release: No. 042-03," January 30, 2003.
- ^ U.S. Department of Defense, "News Release: No. 438-03," June 20, 2003.
- ^ U.S. Department of Defense, "News Release: No. 562-07," May 10, 2007.
- ^ Mike Bottoms & Laura LeBeau, Op. cit., p.2.
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