エリオット郡 (ケンタッキー州)
エリオット郡(英: Elliott County)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州の北東部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は7,852人であり、2000年の6,748人から16.4%増加した[1]。郡庁所在地はサンディフック市(人口675人[2])であり、同郡で唯一法人化された都市でもある。エリオット郡は、郡内のどこにおいてもアルコール飲料の販売が禁止されている「ドライ郡」(禁酒郡)である。
ケンタッキー州エリオット郡 | |
---|---|
設立 | 1869年 |
郡名の由来 | ジョン・ライル・エリオットまたはジョン・ミルトン・エリオット(1820年-1885年)、共に政治家 |
郡庁所在地 | サンディフック |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
609 km2 (235.20 mi2) 606 km2 (233.96 mi2) 3 km2 (1.24 mi2), 0.53% |
人口 - (2010年) - 密度 |
7,852人 13人/km2 (33人/mi2) |
標準時 | 東部: UTC-5/-4 |
エリオット郡は1869年4月1日に、モーガン郡、ローレンス郡、カーター郡の一部を合わせて設立された。郡名はケンタッキー州選出アメリカ合衆国下院議員を務め、第1回アメリカ連合国議会の議員になったジョン・ミルトン・エリオットに因むとする説が有力である。
地理
編集アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は235.20平方マイル (609.2 km2)であり、このうち陸地233.96平方マイル 606.0 km2)、水域は1.24平方マイル (3.2 km2)で水域率は0.53%である[3]。
隣接する郡
編集政治
編集年 | 民主党 | 共和党 |
---|---|---|
2012年 | 49.4% 1,186 | 46.9% 1,126 |
2008年 | 61.0% 1,535 | 35.9% 902 |
2004年 | 69.8% 2,064 | 29.5% 871 |
2000年 | 64.1% 1,527 | 34.7% 827 |
エリオット郡は1869年のその設立以来、アメリカ合衆国大統領選挙では一貫して民主党候補者を支持してきた。民主党に投票してきた郡として、国内で最長である[5]。 > 2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、バラク・オバマを支持した郡の中で、白人人口比率が99.04%と国内で2番目に高いものとなった(1位はアイオワ州ミッチェル郡の99.27%)。オバマは投票数の61%を獲得し、対する共和党のジョン・マケインは36%に終わった。このオバマの支持率はケンタッキー州の郡の中でも最高だった[6]。
2012年時点で、共和党の登録有権者数は187人と州内最小である[7]。右表に示すように、2012年の大統領選挙では僅差になったものの、オバマがエリオット郡を再度制した。
人口動態
編集人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1870 | 4,433 | — | |
1880 | 6,567 | 48.1% | |
1890 | 9,214 | 40.3% | |
1900 | 10,387 | 12.7% | |
1910 | 9,814 | −5.5% | |
1920 | 8,887 | −9.4% | |
1930 | 7,571 | −14.8% | |
1940 | 8,713 | 15.1% | |
1950 | 7,085 | −18.7% | |
1960 | 6,330 | −10.7% | |
1970 | 5,933 | −6.3% | |
1980 | 6,908 | 16.4% | |
1990 | 6,455 | −6.6% | |
2000 | 6,748 | 4.5% | |
2010 | 7,852 | 16.4% | |
http://ukcc.uky.edu/~census/21063.txt |
基礎データ
人種別人口構成
|
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
収入編集収入と家計 |
都市と町
編集都市
編集未編入の町
編集
|
|
|
|
|
脚注
編集- ^ Quickfacts.census.gov - Elliott County - accessed 2011-12-06.
- ^ American FactFinder - Sandy Hook, Kentucky - accessed 2011-12-06.
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
- ^ “Dave Leip's Atlas of U.S. Presidential Elections”. November 29, 2012閲覧。
- ^ Dave Leip's Atlas of U.S. Presidential Elections
- ^ NYT Electoral explorer
- ^ VOTER REGISTRATION STATISTICS REPORT, Kentucky Secretary of State
- ^ “Ancestry of the Population by State: 1980 - Table 3” (PDF). 2012年2月10日閲覧。
- ^ Sharing the Dream: White Males in a Multicultural America By Dominic J. Pulera.
- ^ Reynolds Farley, 'The New Census Question about Ancestry: What Did It Tell Us?', Demography, Vol. 28, No. 3 (August 1991), pp. 414, 421.
- ^ Stanley Lieberson and Lawrence Santi, 'The Use of Nativity Data to Estimate Ethnic Characteristics and Patterns', Social Science Research, Vol. 14, No. 1 (1985), pp. 44-6.
- ^ Stanley Lieberson and Mary C. Waters, 'Ethnic Groups in Flux: The Changing Ethnic Responses of American Whites', Annals of the American Academy of Political and Social Science, Vol. 487, No. 79 (September 1986), pp. 82-86.