エポロス
エポロス(古代ギリシア語: Έφορος、英語: Ephorus、紀元前400年 - 紀元前330年)は古代ギリシャの歴史家で、小アジアのアイオリスの主要都市キュメ(古代ギリシア語: Κύμη、Kymi,KymeまたはCyme)の出身。
生涯
編集キオスのテオポンポスと共に弁論家イソクラテスの弟子だった。イソクラテスの指示によって歴史家を志した。神話時代を避け、神聖戦争からのヘラクレイダイの帰還(Ἡρακλεῖδαι)以降からペリントス攻囲戦(Πέρινθος、紀元前340年)までの出来事を記した。ギリシャ人とそれ以外の民族共通の歴史、つまり最初に世界史を記したということで知られる。 現在その著作は失われ、シケリアのディオドロスの『歴史叢書』などに引用されたものから伺うだけである。