エニーペウス(古希: Ἐνιπεύς, Enipeus)は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してエニペウスとも表記される。大洋神オーケアノスとテーテュースの息子の1人で、テッサリアー地方のエニーペウス川(現在のエニペアス川)の河神である。エニーペウス川はプティーアーを流れてヒストリアエオティス(英語版)でペーネイオス川に合流する。神話によるとエニーペウスはサルモーネウスの娘テューローから熱烈に恋されたが、海神ポセイドーンはエニーペウスに化けてテューローを抱き、双生児ペリアースとネーレウスを生んだ[1]。