エティエンヌ・テリュス
エティエンヌ・テリュス(Étienne Terrus、1857年9月21日 - 1922年6月22日)はフランスの画家である。かつてカタルーニャ君主国の領地だった「ルシヨン」と呼ばれる地域の風景を描いた。
エティエンヌ・テリュス Étienne Terrus | |
---|---|
生誕 |
1857年9月21日 フランス,エルヌ |
死没 |
1922年6月22日 フランス,エルヌ |
略歴
編集フランスの南端、スペイン国境に位置するピレネー=オリアンタル県のエルヌで生まれた。絵の才能を早くから示し、17歳の1874年の冬に、パリに出てエコール・デ・ボザールに入学し、アレクサンドル・カバネルのスタジオで学ぶが、パリの生活には馴染めず、エルヌに戻り、近傍の「ルシヨン」と呼ばれる地域の風景を描く生活を続けた。
友人には、同じ「ルシヨン」地域の画家、彫刻家アリスティド・マイヨール(1861-1944)や、しばらく南フランスで活動した、アンドレ・ドランやアンリ・マティスがいる。マイヨールを通じて「ナビ派」の画家との交流もあった。
長く忘れられた画家であったが、故郷のエルヌで再評価する動きがでて、1994年にテリュス美術館(musée Terrus)が設立された。2018年に美術館のテリュスの作品とされた収蔵作品の140点のうち82点がテリュスの作品でないことが発表された[1]。
作品
編集-
「エルヌの風景」
-
コリウールの港
脚注
編集- ^ "Mehrzahl der Bilder in Terrus-Museum gefälscht". Süddeutsche Zeitung. 28 April 2018. 2018年4月29日閲覧。
参考文献
編集- Emmanuel Bénézit: Dictionnaire critique et documentaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs de tous les temps et de tous les pays. Grund, Paris 1966 ff., Bd. ?, S. ?.
- Heinz Fuchs (Hrsg.): Die Nabis und ihre Freunde („Les Nabis et leurs amis“). Kunsthalle, Mannheim 1963 (Katalog der gleichnamigen Ausstellung, 23. Oktober 1963 bis 6. Januar 1964), S. ?.
- Madeleine Raynal, « Étienne Terrus », Conflent, n° 181, janvier-février 1993, S. 2–6.