エクスプローラー6号: Explorer 6S-2)はアメリカ合衆国人工衛星1959年8月7日打ち上げ。小型・球形で、捕捉放射線観測、電磁圏の電波伝播観測、流星塵フラックス測定などが目的。また、写真のスキャンデバイスを搭載しており、軌道から初めて地上に写真データを転送した[1][2]

Explorer 6
所属 NASA
主製造業者 ジェット推進研究所
任務 地球科学
周回対象 地球
打上げ日時 1959年8月7日14時23分 (UTC)
打上げ機 Thor-DM-18 Able-3
任務期間 60 日
軌道減衰 1961年7月1日
COSPAR ID 1959-004A
質量 64.4 kg
軌道要素
軌道長半径 7,870.7 km
離心率 .758847
軌道傾斜角 47°
遠点高度 41,900 km
近点高度 237 km
軌道周期 754 分
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エクスプローラー6号の打ち上げ

姿勢制御スピン安定方式(2.8rps)で回転軸は赤経217赤緯23度。四つの太陽電池パドルを搭載。予定していたより回転が早く、三つしか太陽電池パドルが完全に立たなかった。結果として人工衛星の電力は当初の63%にとどまり、これも時間がたつにつれて下がっていった。1959年10月6日を最後に、電力不足により通信不能になる。

1959年衛星攻撃兵器実験にエクスプローラー6号が標的に設定される。実験は成功し、ミサイルは人工衛星の6.4km以内を通過した[3]1961年7月1日に軌道減衰[4]

参考文献

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  1. ^ 50 years of Earth Observation”. 2007: A Space Jubilee. 欧州宇宙機関 (October 3, 2007). 2008年3月20日閲覧。
  2. ^ 宇宙空間からの初写真はアメリカのV2ロケット#12ミッションによって1946年10月24日とられている。
  3. ^ Bold Orion”. Encyclopedia Astronautica. 2008年2月3日閲覧。
  4. ^ Details of Explorer 6 (S-2)”. U.S. Space Objects Registry. 2008年2月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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