エカルテ遊び
『エカルテ遊び』(エカルテあそび、フランス語: Partie d'écarté)は、ルイ・リュミエールが監督した最初の映画作品で、1896年に公開された。
エカルテ遊び | |
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Partie d'écarté | |
監督 | ルイ・リュミエール |
出演者 |
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配給 | リュミエール協会 |
公開 | 1896年 |
上映時間 | 46秒 |
製作国 | フランス |
言語 | サイレント映画 |
あらすじ
編集3人の年寄りの男たちが、帽子をかぶり、葉巻をふかしながら、パティオに座っている。そのうち二人は、テーブルについてカードゲームのエカルテに興じており、3人目はその様子を眺めている。ゲームが続いていると、やや年若い給仕が歩み寄り、ワインの瓶とグラスを載せた盆を運んでくる。給仕がゲームの様子を眺める中、座っていた男たちは、飲み物をグラスに注ぐ。
キャスト
編集エカルテに興じるふたりの人物のうち、右手の人物は、奇術師として知られシネマトグラフのイギリスにおける代理人でもあったフェリシアン・トルウィー、左手の人物はリュミエール兄弟の父アントワーヌ・リュミエール (Antoine Lumière) である[3]。
給仕役はアントワーヌ・フェロー (Antoine Féraud) が演じている[4]。
制作
編集この作品は、カメラのみならず、映写機や現像機としても用いられた、シネマトグラフを使って撮影された。初期のリュミエール映画がいずれもそうであるように、本作は35ミリフィルムを用い、画面アスペクト比は 1.33:1 であった[5]。
模倣
編集本作は、1896年2月に公開されたが、ジョルジュ・メリエスは、同年中にこれを模倣した『カード遊び (Une partie de cartes)』を制作し、これがメリエスの最初の映画作品となった[6]。
出典
編集- ^ “レ・フィルム・リュミエール disc 1”. 国立国会図書館. 2023年1月3日閲覧。
- ^ カード遊び/リュミエール家の庭での親睦会/エカルテ遊び - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ - Filmarks
- ^ “カード遊び(リュミエール家の庭での親睦会,エカルテ遊び)”. 武蔵野美術大学美術館・図書館. 2023年1月4日閲覧。
- ^ Antoine Féraud - IMDb
- ^ “Technical Specifications”. Internet Movie Database. 2007年4月8日閲覧。
- ^ Kate Griffiths & Andrew Watts: The History of French Literature on Film. Bloomsbury, New York 2021, ISBN 978-1-5013-1184-0, p.22.