エアライドマシンは、ニンテンドーゲームキューブ用ソフト『カービィのエアライド』で、カービィが使用する架空の乗り物である。

エアライドマシンは何種類かあり、飛行が得意なものや、加速、最高速、耐久力(体力)、特殊な機能など、それぞれ個性的な性能を持ち合わせる。また、ソフトが発売された後テレビアニメ版でもいくつかのマシンが登場した。

マシンの説明

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スター系

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ワープスター
最も基本的なマシンで、「エアライド」モードにおけるデフォルトとなるマシン。今までのワープスターとは微妙にデザインが違い、後部に推進装置と思しき噴射機の様な物がついている。
バランスが良く安定感が高いため扱いやすいが、同時に突出した性能もないオールラウンダー。プッシュはドリフト重視で制動力は高くなく、「シティトライアル」でのアイテム回収には不適。
シティトライアルで登場する派生機種として「ライトスター」「フライトワープスター」が存在する(後述)。
ウィングスター
白鳥のようなシルエットを持つ翼型のマシン。
テレビアニメ版でも登場。ワープスターを使用しないときは、カービィは主にこのマシンを使用していた。
飛行に特化した性能を持ち、滑空能力やその際の速度・制御能力が高い。ただし、飛行しての速度上昇にややクセがある。着地の瞬間にかるくスティックを引くと、反動を使って再び飛行する事が出来る。
ハル研究所ウェブサイト上のアイデアスケッチでは、クチバシや目のついた鳥そのもののデザインをした初期設定画が掲載されている。
デビルスター
悪魔の翼を模した破壊力の強いマシン。
テレビアニメ版でも登場したが、カービィが乗ることはなかった。
非常に高い攻撃力を持つ。ただし、軽量であるらしく自身の防御力・耐久力は低いので下手をすると相討ちになる場合も多い。
翼型のため飛行能力が高めで、ウィングスターとほぼ同じ飛行能力をもつ。最高速度はウィングスターよりもやや劣るが加速・旋回力に優れ、スタースリップも強め。
対戦や「デスマッチ」に最適だが、前述のように耐久力が低いのでアイテムで補っておかないと返り討ちに遭うこともある。だがのびしろは良く、弱点を補えばかなり強いマシンになる。がしかしCPUの優先度が高く、レベルの高いCPUは積極的に狙ってくる。
ワゴンスター
巨大なワゴン(荷台箱)型のマシン。デコトラのようなデザインが施されている。
チャージが出来ない特性(プッシュ自体は可能)を持ち、ワープスターより少し性能が高めの安定した走行が可能。巨体のため耐久力や重量などはかなりの値となっている。
飛行時は速度こそやや速めだが旋回力が極端に低く、総じて滑空能力は低め。
非常に大型のマシンのため、スティックを下に引いて、ダッシュプレート・スピンパネルに触れると角が接地するため、プッシュしなくても作動する。
このマシンも伝説以外ではCPU優先度が高く、チャージ以外は高水準で高耐久の重量級クラスに化けていきなりワンパンされてしまうことがある。
ターボスター
レーシングカーを思わせるシルエットのマシン。
速さを売りにしており、加速・最高速ともに高めだが、旋回力は低い。
また、チャージはドリフト走行(厳密にはスリップ)のような動作であり、チャージなしで曲がろうとすると少しずつ曲がると思いきやほぼ180°スピンするため、緩やかなカーブにも注意が必要となる。
ドリフト中でしかチャージが出来ず、緩いドリフトでチャージするとハイドラのチャージ速度を下回ってしまう。逆に深いドリフト(具体的には、マシンの向きとは逆の進行方向に回り込む)でのチャージの早さは上々で、急カーブの多いステージでは有利に走れる。なお、この特性上、バック中からのチャージ速度も非常に速い。
スリックスター
スリックの名前通り、半透明なおはじき、または石鹸の様に滑らに滑る様なシルエットを持ち、マシンの周りに3つの球体が甲高い音とともに旋回しているマシン。球体は速度に合わせて回転速度が変化し、回転時の音も変化する。
基本的な性能は高いが摩擦力(グリップ)が異常に低く、高速で走っている時はプッシュを使わないと曲がれず、さらに速度を下げにくいなど、非常に制御が難しい。ただし、レール速度はすさまじく速く、登りにおいては最速である。
ワゴンスターと同様、スティックを引くと、ダッシュプレート・スピンパネルを作動可能。摩擦力が弱いという点は、真横を向いてドリフトすると、坂の影響は受けるものの速度を完全に維持しながら直角に曲がれる利点を持つ(裏を返せば、下り坂だと加速し続ける)。さらに、旋回によって後ろ滑りしながら攻撃もできるため追撃戦に強い利点がある。
ジェットスター
ジェット戦闘機のようなシルエットを持つマシン。
空中に飛び立つ瞬間、後部の噴射孔から光が出て一気に速度が2倍以上になるのが特徴。しかしすぐに減速する上、空中の操作性も良いとは言えないなど空中に特化した性能ではない。
そのかわり、空中ではチャージゲージが異常に速く自動充填され、チャージが無くとも着地時にも一瞬だが爆発的速度を得られるなど、ジャンプからの走行において高い性能を持つ。
その性質のためヴァレリオンなどの段差の多いステージを得意としているが、平らなステージや長時間の滞空が要求される場面は苦手としている。よく見ないと分からないが、実は可変翼となっており、チャージダッシュ時に翼が変形している。
ヘビースター
チャージをしないと走り出さない、古めかしい雰囲気も持つディーゼルエンジンのようなパーツが付いた巨大なマシン。デザインが特徴的な機体で、マシン後部にアナログメーターがついているが、その針の位置はチャージ量に連動する。マシンの裏には「Heavy」と書かれている。
チャージゲージを5メモリ以上溜めないと起動せず(一旦溜めればゲージが空になるまで走行可能)、かつチャージを溜める速度や加速が低く、その後のゲージ消費効率も悪い。その分最高速度が極めて高く、実に約200km/hに達する。ごつい外見のとおり防御力が高く、スタースリップを受け付けないという能力も持つ。
滑空は出来ないが、ジャンプするとチャージを失うことなくある程度の速度を出す事が可能。シティトライアルで大量のカソクとチャージのパネルを集めるか、ダッシュパネルなどコース中のやくものを活用するという前提のもとに能力が設計されている。
ルインズスター
呪術を思わせる光るラインが入った、光沢をもった石のような質感の角ばったシルエットを持つマシン。
常に即座に最速に達する速度で走り続け、プッシュするとその場ですぐに停止する。最高速も速い方だが、グリップが非常に高く、地上ではドリフトなどはおろか、プッシュを使用しないと全くといっていいほど曲がることができない(シティトライアルでセンカイを大量にとっていると、プッシュしなくてもほんのわずかだが曲がることができるが、そのままではカーブを曲がるだけの旋回能力は持たない)。
ダッシュ力や滑空能力は低い方だが、旋回力は良くプッシュ状態から的確に進行方向を指定することが可能。小出しにプッシュして曲がろうとしない場合、直進走行と急停止を交互に行いながらのカクカクとした移動となる。その特性からダッシュプレートなどは使いにくい(一応加速はする)。
プッシュしないと曲がれないという性質上、プラズマなど飛び道具のコピー能力は使いづらい。急停止からの旋回と、そこからの急加速で移動するという性質のため、シティトライアルでのアイテム集めや、4機のルインズスターを使ったタイムアタック等に適している。
シティトライアルでは伸びしろが良く、強化次第ではゼロヨンアタックで一瞬でクリアしてしまう化け物のようなマシンになることもある。デビルスターやワゴンスターのようにCPU優先度の高いマシンではなく、近くで降りることで乗り換えも可能。それで元々のマシンを破壊して相手のマシンを実質強奪する手段もできる。
アイデアスケッチによると、この機体は「古代遺跡で発掘されたオーパーツ」という設定らしい。
ロケットスター
ジャケットのような物に包まれた風船状のロケットを持つマシン。テレビアニメ版でも登場している。
普段の走行は遅いが、チャージを最大までためる事で爆発的な勢いでダッシュし、加速と最高速を補う。チャージすると風船状のロケットが膨らみ、ダッシュすると縮む。すぐに普段の走行に戻ってしまうので、何度もチャージをする必要がある。
摩擦力も高く、チャージに要する時間も長いため、チャージをしながらのコーナーリングも難しい。しかし、シティトライアルではチャージを大量に取ると途端に大化けする。
フォーミュラスターより振れ幅が大きめだがスピードアップの効果が高く、ダッシュパネルなどの仕掛けや敵キャラを活用することで非常に速いタイムが出せる。
また、スタースリップの効果がずば抜けて高いので2機縦隊での走行は更にとてつもないタイムをたたき出す。
最高速の上限がないマシンらしく、シティトライアルで「チャージタンク暴走」が起こっている状態でレールに乗ると時速999kmまで猛加速してしまう。
フォーミュラスター
F1マシンのような流線型の前後に長いシルエットを持つマシン。
テレビアニメ版でも登場し、カービィがワープスター以外で最初に乗ったエアライドマシンでもあるが、速度が速過ぎてうまく制御できていなかった。
直進だけに特化したマシン。最高速度はマシンの中でもトップクラスで、チャージ無しの自走においては最速だが、その他の性能が非常に低い。
その反面、一旦スピードアップするとほぼ減速なく速度を維持するので、ダッシュパネルを連打したりすると猛スピードを見せる。一般コースでは使いづらい反面、「ゼロヨンアタック」などで真価を発揮する。
ライトスター
シティトライアル限定のマシンで、シティトライアルで最初に乗っているマシン。ワープスターよりも丸みを帯びており、小型で淡い色合いが特徴。
前述のようにワープスターよりも旋回力やプッシュ時の急停止能力が高く、小回りが利くため、入り組んだシティの探索やアイテム集めに適している。一方でドリフトには向かず、スピードと飛行能力は低い。
初期の体力も低いので、序盤のアイテム回収による自己強化と、他のマシンを見つけるまでのつなぎ役が主だが、逆に言えば強化さえしっかりすればどの競技でも安定して使うことが出来る。
フライトワープスター
シティトライアルのドライブモード限定のマシンで、飛行能力を高めたワープスターの改造機。ワープスターとの区別のため、車体は若干橙の掛かった色になっている。
シティをくまなく巡れるように、ドラグーンに匹敵する驚異的な飛行能力をもっている。ただし、旋回力はワープスターと同じ。

伝説のエアライドマシン

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シティトライアル限定のマシンで、フィールド上の赤いボックス(街エリアなど入っていないエリアもある)にたまに入っているパーツを三つ集めると乗れる特殊なエアライドマシン。その回限り使用できるマシンで、一回ゲームが終わるともう一度パーツを集めなくてはならない。シティトライアルのクリアチェッカーでパーツを三つ集めるとドライブで使用できるようになる。2種類が存在し、ともに「伝説」の名に恥じないずば抜けた性能の高さを持つ。

ドラグーン
「飛行能力」を極限まで高めた機体。虹色の翼を持つ飛竜のような優雅なシルエット。
空中で機首を上に向ける事でさらなる上昇力を発生させる事ができ、僅かな段差からフィールド上限まで飛翔する事すら可能。それ以外の性能もかなり優秀。最高速度や加速もかなり高いが、滑りやすいためドリフトや微調整は苦手としている。また、完成させると空模様が茶色になる。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』ではアイテムとして登場する。ゲームと同じく、機首のドラグーンパーツA、胴体のドラグーンパーツB、尾っぽのドラグーンパーツCと呼ばれる3つのパーツを集めることによって完成する。
全部集めると合体し飛翔、狙いを定めて対戦者に向かって突っ込むことが出来る。ヒットすればほぼ間違いなく相手を撃墜することが出来る。なお、パーツは攻撃を受けると落とすことがある。
また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』のアドベンチャーモード『亜空の使者』では、カービィがドラグーンに乗り、敵勢力・亜空軍の切り札である巨大空中戦艦・亜空砲戦艦に不意打ちで体当たりを仕掛け、砲身を貫き破壊するという大活躍を見せた。その後は、そのまま敵を追って黒幕の待つ亜空間に突入している。
ハイドラ
戦闘能力と最高速を極限まで高めた機体。ヘラクレスオオカブトを彷彿させるシルエット。
ヘビースターを強化したような能力だがチャージに要する時間が非常に長く、こちらはチャージを最低目盛り3つ分貯めないと走り出さないうえに、ドリフトは不向きで操作性もいまいち。着地失敗などによるチャージゲージの消滅やチャージが出来なくなるアイテムを取るとしばらく動けなくなってしまう。
最高速度の割に加速も弱い(ヘビースターよりはかなり高い)が、その最高速度が約200km/hに達し(エアライドマシンはこれ以上走行速度が上がらないので、無限に近い最高速度を持っているといえる)、突進でほとんどのマシンをほぼ一撃で破壊でき、ゼロヨンアタックではフォーミュラスターですら足元に及ばない速さを見せる。前述のように戦闘能力が極めて高く、桁違いの攻撃力・防御力・機体重量を有する。デスマッチでは一撃必殺のパワーとよっぽどの事がなければ倒れない強靭さを見せ、いったんチャージを完了させれば凄まじい力を発揮する。
このマシンを完成させると空模様が紫になる。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では収集要素「フィギュア」のひとつとして3Dモデルが登場している。のちに『ウルトラスーパーデラックス』の「洞窟大作戦」ではこのハイドラのパーツが「マシンのパーツ」という名称でお宝の一つとして登場した。
コーカサスオオカブトなど3本角のカブトムシを思わせるシルエットをしているが、アイデアスケッチによるとこれは「異世界の昆虫」をイメージしたデザインらしい。

バイク

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バイクはスターとは違った性能をいくつか持つ。共通する主な点は

  • 「常にタイヤが地面に接地しているため、地面に仕掛けてあるボタンはプッシュしなくても作動する」
  • 「敵キャラを攻撃した際のスピードアップ効果が大きい」
  • 「バイクであるがゆえに滞空性能は低く、実質のジャンプになる」
  • 「地面の状態によってはスリップしやすい」
  • 「スピンをしても正面を向き続ける」

などといった点が特徴で、スターとは違った楽しみがある。

ウィリーバイク
一輪バイク。原作では『星のカービィ スーパーデラックス』におけるコピー能力「ホイール」のヘルパー(2プレイヤー)とカービィの合体形態。
バイクにおいて基本となる性能を持つ。地上での走行性能に優れ、前述のようにマシンが地面に接しているのでダッシュプレートを踏みやすいなどの利点がある一方、同じく前述のように空中での操作は不可能に近いほど低い。
ジャンプする瞬間に一時的に速度が上昇するため、ジャンプ性能はウィリースクーターに次いで優秀だが、レール速度は低めになっている。
ウィリースクーター
ウィリーバイクよりも一回り小さい軽バイク。赤い配色のバイクに対し、緑がかった配色となっている。
ウイリーバイクより最高速で劣るが加速に優れ、ジャンプ力と旋回力で大きく上回る。プッシュチャージはほとんど効果が無いが、プッシュ時にほぼ完全な急停止が出来る。
非常に優れた旋回力と急停止能力のため、シティトライアルでアイテム回収などで高い力を発揮する。また、ジャンプ速度やレール速度が速い。扱い易さ重視の初心者向けのマシンだが、入り組んだ地形や、段差やレールが多い場所だと高いポテンシャルを発揮できる。
通常時でもかなりの旋回力を誇るが、プッシュして止まるまでの間は全マシンでも最速の旋回が可能。180°の方向転換も一瞬でこなせるが、アイテムで強化し過ぎると制御不能になる事もある。
なお、このマシンを使うと簡単に「エアグライダー」や「ハイジャンプ」でウィングスター以上の高成績を出すことができる。
ちなみに、テレビアニメ版でもカービィがあるレースでこれとよく似たスクーターを使用しているが、同じデザインの普通のスクーターであり、ウィリーとは関係ない。
レックスウィリー
大きなライトと牙のような飾りが付いた巨大な重バイク。
最高速は非常に高いが、加速に乏しく旋回力も悪い。曲がろうとしてから曲がりだすまでに若干の間がある。そのため、「エアライド」モードで使いこなすにはかなりの練習を要す。
しかし、攻撃と防御には非常に長けており、ハイドラに次ぐレベルとなっている。

その他のマシン

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厳密にいうとエアライドマシンではないが、同じく『エアライド』内で登場するもの。

ウエライドのマシン

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『カービィのエアライド』に登場するエアライドマシンだが、ゲームシステムが違うウエライドに登場するマシンなので別記する。性能差はなく、操作方法の違いで2種類ある。

フリースター
赤い色で丸みを帯びたマシン。マシンの向きを変更したいときは、スティックを画面に対して進みたい方向に倒す。上に倒せば上に向かって旋回する。
ハンドルスター
青い色で少し長めのマシン。その名の通りハンドルのような操作を行い、マシンの向きを変更したいときは、スティックを旋回したい方向に倒す。右に倒す間は右回転、左に倒す間は左回転し続ける。

カービィ以外のキャラクター

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エアライドマシンではないが、ゲーム中においては以下の隠れキャラクターも同格として扱われているのでここで述べる。「エアライド」と「シティトライアル」のドライブモードでのみ使用可能。また、コピー能力は使えない。

デデデ大王
専用のバイク「ウィリーバイク・デデデカスタム」に乗って走行するデデデ大王。性能は全ての点においてウィリーバイクとレックスウィリーの中間になっている。敵が前方にいるとハンマーを振って攻撃するが、コピー能力「ソード」よりも大振りで攻撃範囲が狭い。その代わり敵に攻撃が当たった際に起こる速度上昇が「ソード」より大きく、うまくザコ敵を倒しながら進むとかなりの速度を維持できる。
メタナイト
自身のマントを変化させた翼で飛ぶメタナイト。彼のみマシンにのらず、直接レースに参加する。加速、飛行性能が良く、スピードや旋回力もそこそこで、コピー能力の「ウィング」に近い性能を持つ。「ウィング」と同じくドリフトやチャージは不可能。携えた剣はコピー能力「ソード」と振る速度はほぼ同じだが、リーチが若干短い。マシンに乗っている訳ではないのでスタースリップの利用や発生はない。その為逆転要素は少なめ。「ウィング」と同じく地面の仕掛けに弱い。

アニメにおけるエアライドマシン

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アニメ版星のカービィではソフトの宣伝も兼ねてエアライドマシンが登場した。エアライドマシンは代々星の戦士が所有していたが、ホーリーナイトメア社によりそれは強奪された。その後、カービィをやっつけるためホーリーナイトメア社が差し向けた。マシンは非常に優秀だが、ライダーはザコ魔獣といったレベルでマシンの性能に頼りきっている形となる。登場したエアライドマシンはウィングスター、フォーミュラスター、ロケットスター、デビルスターと個性的なものぞろいである。ワープスターが損傷したまま戦うカービィは初め敵に苦戦するものの、倒した敵のマシンを乗り換え、使いこなしていく。また、スター系のマシンではないが、ウィリースクーターも登場する。

なお、この話の際視聴者に一般公募したオリジナルコピー能力も登場した。