ウチの彼女が中二で困ってます。

ウチの彼女が中二で困ってます。』(ウチのかのじょがちゅうにでこまってます。)は、日の原裕光による日本ライトノベル。イラストは有子瑶一が担当している。第24回前期ファンタジア大賞にて銀賞を受賞した[2]富士見ファンタジア文庫富士見書房)にて2013年3月から同年8月まで刊行された。

ウチの彼女が中二で困ってます。
ジャンル 学園[1]ラブコメ[1]
小説
著者 日の原裕光
イラスト 有子瑶一
出版社 富士見書房
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2013年3月19日 - 8月20日
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル ライトノベル

あらすじ

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登場人物

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不知火慧(しらぬい けい)
主人公。昇竜門学園に転校してきた高校1年生の男子。クールを装うがそうでもない。能力は、自分の名前を書いた物を存在感ごと見えなくできる。
夜会陽成美(やかい ひなみ)
ヒロイン。T2Tの会長。中二対策委員長に逆らったり、トラブルを起こしがちでヤッカイさんと呼ばれている。中二病患者のことを誰より考えてる。
神無宮絵麗奈(かんなみや えれな)
学園一の巨乳の持ち主。能力は、恋するほど強くなる。ただし、恋をしていていないと体調不良になる。
ベルヴァーナ
父親がイタリア人でハーフのゴスロリ幼女。能力は、ファンタジーなビーストを呼び出せる。
天川二十里(てんかわ はつり)
2巻から登場する転校生の少女。能力は、人の心の声を可視化できる。能力発動しても、1時間すると頭が痛くなってくる。

用語

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中二病
中間世界性第二能力発言症候群の通称。思春期の少年少女が発現する、特殊な能力を使えるようになる現象のこと。
能力は、ずっと発動させないでいるといずれ暴走してしまう。
中二病患者
中間世界性第二能力発言症候群を発症した者達の通称。
その殆どが変わり者で世間に疎まれていることが多いため、「能力者」とは呼ばれず「中二病患者」と呼ばれている。
昇竜門学園
中二病患者を集めた学園。
T2T
中二病を楽しむ会の通称。昇竜門学園の非公認組織。

評価

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第24回前期ファンタジア大賞で審査員を務めた雨木シュウスケは本作を以下のように評している。

日常パート・ギャグパートに光るものがあり、それを支える脇キャラの強さでは今回一番の作品です。ただし、主人公が展開に合わせて性格や言動をブレさせることや、伏線の積み上げや表現が弱い点が惜しかったです。 — 雨木シュウスケ[1]

既刊一覧

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  • 日の原裕光(著)・有子瑶一(イラスト) 『ウチの彼女が中二で困ってます。』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全2巻
    1. 2013年3月19日発売[3]ISBN 978-4-8291-3874-8
    2. 2013年8月20日発売[4]ISBN 978-4-8291-3928-8

脚注

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  1. ^ a b c 第24回前期ファンタジア大賞受賞作品結果発表!!”. ファンタジア大賞WEBサイト. 2021年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月3日閲覧。
  2. ^ このライトノベルがすごい!2014宝島社、2013年12月4日第1刷発行、85頁。ISBN 978-4-8002-1954-1 
  3. ^ 「ウチの彼女が中二で困ってます。1」日の原裕光 [ファンタジア文庫]”. KADOKAWA. 2023年11月9日閲覧。
  4. ^ 「ウチの彼女が中二で困ってます。2」日の原裕光 [ファンタジア文庫]”. KADOKAWA. 2023年11月9日閲覧。

外部リンク

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