ウクライナ防空軍
ウクライナ防空軍 (ウクライナぼうくうぐん、ウクライナ語: Війська протиповітряної оборони України(ヴィースィカ・プロトィポヴィートリャーノイィ・オボローヌィ)、Війська ППО、ВППО України(ヴェーペーペーオー・ウクライィーヌィ);VPPO、PPO) は、1991年8月24日のウクライナ独立後の1992年3月17日に創設された同国の空軍組織のひとつである。本部は、首都キーウのキーウ・ジュリャーヌィ空港に置かれていた。
ウクライナ防空軍 | |
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Війська протиповітряної оборони України | |
ウクライナ防空軍のエンブレム | |
活動期間 | 1992年–2004年 |
国籍 | ウクライナ |
軍種 | 防空軍 |
上級部隊 | ウクライナ軍 |
基地 | キーウ・ジュリャーヌィ国際空港(本部所在地) |
識別 | |
国籍マーク | |
概要
編集ウクライナ防空軍は、ウクライナ軍の他の軍種と同様、ソ連崩壊・独立時にウクライナ国内に駐屯していたソ連防空軍の第8防空軍を基に編成された。
この際、第8防空軍の隷下にあった第28、第49、第60の3個防空軍団がウクライナ防空軍に移管された[注 1]。しかしながら、当初より戦闘飛行連隊の機材は空軍と共通運用とされた。防空ミサイルは、その後も防空軍で運用されていた。国防軍組織の整理に伴い、2004年には空軍に統合された。
編成
編集主な運用機材
編集地対空ミサイル
編集航空機
編集空軍との共通運用機
編集基地
編集- ベリベク(クルィーム自治共和国):Su-27、MiG-29
- キーロウスィケ(クルィーム自治共和国):Su-27
- ヴァスィーリキウ(キーウ州):MiG-25PD
- ストルィーイ(リヴィウ州):MiG-23MLD
- クラマトールスィク(ドネツィク州):MiG-23P、Su-15TM
- チェルヴォノフリンスィカ(オデッサ州):MiG-23ML
- オゼールネ(ジトーミル州):MiG-23ML/MLD
- ドニプロペトロウシク(ドニプロペトロウシク州):MiG-25PD
- ジュリャーヌィ(キーウ):An-24、An-26、Mi-8
関連項目
編集脚注
編集注釈
編集- ^ この際、第60防空軍団隷下の第275親衛高射ミサイル旅団だけはモルダヴィアSSRに駐屯していたことからモルドバ空軍に移管され、ディミトリエ・カンテミール高射ミサイル連隊として現在に至る。