ウエストマウント (ケベック州)

カナダの都市

ウエストマウント(Westmount)は、カナダケベック州モントリオール島にある都市。モントリオール市に囲まれた独立した自治体となっている。2016年の統計で人口は20,312人、面積は4.04 平方キロメートルと非常に小さな自治体である。

ウエストマウント
Westmount
ウエストマウント市庁舎
ウエストマウント市庁舎
位置
ウエストマウントの位置の位置図
ウエストマウントの位置
座標 : 北緯45度29分0秒 西経73度36分0秒 / 北緯45.48333度 西経73.60000度 / 45.48333; -73.60000
歴史
設立 1874年
行政
カナダの旗 カナダ
   ケベック州
 行政区 モントリオール地域
 市 ウエストマウント
市長 Christina Smith
地理
面積  
  市域 4.04 km2
人口
人口 2016年[1]現在)
  市域 20,312人
    人口密度   5,024.9人/km2
その他
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
市外局番 514、438
公式ウェブサイト : www.westmount.org ウィキデータを編集

概要

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18世紀にイギリス系住民によって街が形成され、古くからカナダ一の富裕層が住む地域とされる。特にモン・ロワイヤル山の三つの頂上の一つである標高201mの丘にあるウエストマウントサミット周辺地域は平均所得がカナダで最も高く、カナダの政治家や財界人等の超富裕著名人が住む地域となっている。地下鉄グリーンラインのアトウォーター駅はモントリオール市とウエストマウントの境界線に位置しており、アレクシス・ニホン・プラザ、ドイツの建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエによる設計のウエストマウント・スクエアー等のショッピングセンターやコンドミニアム等が集まっているモントリオールダウンタウンからの延長地域となっている。マギル大学コンコルディア大学に近い英語圏であり、ショッピングセンターがあり便利であることから大学等に勤務する日本人研究員や駐在員の居住先として知られている。

2006年9月13日にはドーソンカレッジにてドーソン・カレッジ銃乱射事件が起きている。

人口動態

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母語話者(ウエストマウント)2016
フランス語
  
20.03%
英語
  
54.94%

2016年センサスによる人口は20,312人。住民の母語の割合は英語が54.94%と最も多く、フランス語20.03%、スペイン語2.83%、アラビア語2.58%、中国語2.15%となっており、モントリオールの英語圏の一角を占めている。

人種別では非白人は14%を占めるにすぎず、白人が大半となっている。宗教ではカトリックが31.0%、ユダヤ教は22%、プロテスタント21.5%となっている等、ユダヤ系人口は2割以上を占めている。

住民の平均所得は210,120ドルでこれは北アメリカで最も高いうちの一つとなっている[2]

 
ウエストマウントスクエア

交通

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地下鉄グリーンラインのアトウォーター駅。

教育

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ウエストマウントには2つのCEGEPの他、数多くの私立学校がある。

ギャラリー

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脚注

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外部リンク

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