ウェストバージニア州の郡一覧

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ウェストバージニア州の郡一覧List of counties in West Virginia)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州内のの一覧である。ウェストバージニア州内には55の郡がある。

ハンコック郡ブルック郡ローリー郡ファイエット郡カナー郡マクドウェル郡ワイオミング郡ブーン郡ミンゴ郡ローガン郡グリーンブライア郡マーサー郡サマーズ郡モンロー郡ニコラス郡リンカーン郡ポカホンタス郡ウェイン郡キャベル郡クレイ郡パットナム郡メイソン郡ジャクソン郡ローン郡ウッド郡カルフーン郡ワート郡プレザンツ郡リッチー郡ギルマー郡ブラクストン郡ウェブスター郡タイラー郡ドッドリッジ郡ルイス郡ランドルフ郡ペンドルトン郡アップシャー郡バーバー郡オハイオ郡マーシャル郡ウェッツェル郡ハリソン郡モノンガリア郡マリオン郡テイラー郡プレストン郡タッカー郡グラント郡ミネラル郡ハーディ郡ハンプシャー郡モーガン郡バークレー郡ジェファーソン郡
ウェストバージニア州の郡配置図、クリックで各郡にリンク

歴史

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ウェストバージニア州の郡の大半はバージニア州に属していた。1861年のホイーリング会議の時には50の郡があった[1]。他の5郡(グラント郡ミネラル郡リンカーン郡サマーズ郡ミンゴ郡)は、1863年6月20日にウェストバージニアが州に昇格した後で[2]、州の中で新設された[1]。州昇格の時、東端にあるバークレー郡ジェファーソン郡はウェストバージニア州に含まれることを拒否した。1866年3月、アメリカ合衆国議会がこの2郡の含入を命令する共同決議を成立させた[3]

ウェストバージニア州憲法は1872年に批准され、州昇格時の1863年憲法に置き換わった[4]。憲法第9条第8章には、新郡を創設する条件を定めてある。すなわち新郡となる地域の住民が投票で新設に賛成し、面積は最低400平方マイル (1,000 km2) あり、人口は最少6,000人いることである。別の郡がこの条件を満たさなくさせる場合は、新郡の創設が認められない[5]

地方政府における郡の役割は1863年憲法で最小化されており、大半の地方政府はニューイングランドで使われている郡区の体系における権限を与えられていた。1872年憲法では、バージニア州で使われている体系に戻す道を選択し、各郡は行政、立法、司法の機能を組み合わせた権限のある郡政府によって統治されることとなった。さらに1880年に憲法が改正され、統治権限を7人の郡役人で分割し、7人の役員は別々の選挙で選ばれる体系に修正した。7人の役人とは、郡委員、郡事務官、巡回裁判所事務官、郡保安官、郡評価官、郡検察官、郡土地測量師である[6]。郡には州憲法あるいは州法で認められた権限のみが与えられている。その権限とは、州のインフラを保守し、図書館の資金を手当てし、監獄と病院およびゴミ処理機能を維持することが含まれるが、これには限定されない[6]。公共教育の改革が1933年に郡機能になった。1933年5月、郡単位の計画が採択された。この計画の下で、398あった教育学区が、現行55郡それぞれの教育学区に統合再編された。これにより公立学校は経済的に資金手当され、州はかなりの財源を節約できることになった[7]

面積と人口

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面積最大の郡はランドルフ郡であり、その値は1,040平方マイル (2,694 km2) である。面積最少はハンコック郡であり、その値は83平方マイル (215 km2) である。カナー郡はこれまで12郡の新設に土地を提供しており[8]、現在人口最大の郡でもある(2020年時点で180,745人)。ワート郡が人口最少である(2020年時点で5,194人)[9]。最古の郡は1754年に設立されたハンプシャー郡であり、最新の郡は1895年設立のミンゴ郡である[1]ペンドルトン郡にあるスプルースノブが標高4,863フィート (1,482 m) で、州内最高地点である[10]

次の一覧はアルファベット順である。また、人口は2020年国勢調査による。

ウェストバージニア州の郡の一覧

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ウェストバージニア州の郡の一覧
郡名 郡庁所在地 設立年月日 人口
(2020年)[9]
陸地面積
(km2
地図
バーバー郡
Barbour
フィラピー 1843年 15,465 883  
バークレー郡
Berkeley
マーティンズバーグ 1772年 122,076 831  
ブーン郡
Boone
マディソン 1847年 21,809 1,303  
ブラクストン郡
Braxton
サットン 1836年 12,447 1,331  
ブルック郡
Brooke
ウェルズバーグ 1796年 22,559 231  
キャベル郡
Cabell
ハンティントン 1809年 94,350 730  
カルフーン郡
Calhoun
グランツビル 1856年 6,229 728  
クレイ郡
Clay
クレイ 1858年 8,051 886  
ドッドリッジ郡
Doddridge
ウェストユニオン 1845年 7,808 829  
ファイエット郡
Fayette
ファイエットビル 1831年 40,488 1,720  
ギルマー郡
Gilmer
グレンビル 1845年 7,408 881  
グラント郡
Grant
ピーターズバーグ 1866年 10,976 1,235  
グリーンブライア郡
Greenbrier
ルイスバーグ 1778年 32,977 2,644  
ハンプシャー郡
Hampshire
ロムニー 1754年 23,093 1,663  
ハンコック郡
Hancock
ニューカンバーランド 1848年 29,095 215  
ハーディ郡
Hardy
ムーアフィールド 1786年 14,299 1,510  
ハリソン郡
Harrison
クラークスバーグ 1784年 65,921 1,077  
ジャクソン郡
Jackson
リプリー 1831年 27,791 1,207  
ジェファーソン郡
Jefferson
チャールズタウン 1801年 57,701 544  
カナー郡
Kanawha
チャールストン 1789年 180,745 2,339  
ルイス郡
Lewis
ウェストン 1816年 17,033 1,008  
リンカーン郡
Lincoln
ハムリン 1867年 20,463 1,134  
ローガン郡
Logan
ローガン 1824年 32,567 1,176  
マリオン郡
Marion
フェアモント 1842年 56,205 803  
マーシャル郡
Marshall
マウンズビル 1835年 30,591 795  
メイソン郡
Mason
ポイントプレザント 1804年 25,453 1,119  
マクドウェル郡
McDowell
ウェルチ 1858年 19,111 1,386  
マーサー郡
Mercer
プリンストン 1837年 59,664 1,088  
ミネラル郡
Mineral
カイザー 1866年 26,938 850  
ミンゴ郡
Mingo
ウィリアムソン 1895年 23,568 1,096  
モノンガリア郡
Monongalia
モーガンタウン 1776年 105,822 935  
モンロー郡
Monroe
ユニオン 1799年 12,376 1,225  
モーガン郡
Morgan
バークレースプリングス 1820年 17,063 593  
ニコラス郡
Nicholas
サマーズビル 1818年 24,604 1,681  
オハイオ郡
Ohio
ホイーリング 1776年 42,425 275  
ペンドルトン郡
Pendleton
フランクリン 1788年 6,143 1,808  
プレザンツ郡
Pleasants
セントメアリーズ 1851年 7,653 339  
ポカホンタス郡
Pocahontas
マーリントン 1821年 7,869 2,435  
プレストン郡
Preston
キングウッド 1818年 34,216 1,678  
パットナム郡
Putnam
ウィンフィールド 1848年 57,440 896  
ローリー郡
Raleigh
ベックリー 1850年 74,591 1,572  
ランドルフ郡
Randolph
エルキンズ 1787年 27,932 2,694  
リッチー郡
Ritchie
ハリスビル 1843年 8,444 1,176  
ローン郡
Roane
スペンサー 1856年 14,028 1,254  
サマーズ郡
Summers
ヒントン 1871年 11,959 935  
テイラー郡
Taylor
グラフトン 1844年 16,705 448  
タッカー郡
Tucker
パーソンズ 1856年 6,762 1,085  
タイラー郡
Tyler
ミドルボーン 1814年 8,313 668  
アップシャー郡
Upshur
バックハノン 1851年 23,816 919  
ウェイン郡
Wayne
ウェイン 1842年 38,982 1,311  
ウェブスター郡
Webster
ウェブスタースプリングス 1860年 8,378 1,440  
ウェッツェル郡
Wetzel
ニューマーティンズビル 1846年 14,442 930  
ワート郡
Wirt
エリザベス 1848年 5,194 603  
ウッド郡
Wood
パーカーズバーグ 1798年 84,296 951  
ワイオミング郡
Wyoming
パインビル 1850年 21,382 1,298  

脚注

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  1. ^ a b c Lewis, Virgil (1896). History and Government of West Virginia (1st ed.). New York NY: Werner School Book Company. pp. 264–270  (WV County Founding Dates and Etymology). Other editions available at ASIN B009CI6FRI and Google Books.
  2. ^ Littlefield, Charles (1910). Commonwealth of Virginia, plaintiff vs. ... State of West Virginia, defendant (1st ed.). Charleston, WV: Lovett Printing Company. pp. 9–10  (WV Statehood). Other editions available at ISBN 9781274843111 and Google Books
  3. ^ Rice, Otis; Brown, Stephen (1993). West Virginia, A History (2nd ed.). Lexington, KY: University Press of Kentucky. p. 153  (WV State Boundaries). Other editions available: ISBN 9780813118543
  4. ^ Bastress, Robert (1995). The West Virginia Constitution: A Reference Guide. Westport, CT: Greenwood Press. p. 18. ISBN 0313274096 
  5. ^ Warth, John (1887). The Code of West Virginia. Wheeling and Charleston WV: West Virginia Printing Company, Printers and Binders. pp. 271–273 . Other editions available at ISBN 9781231066737 and Google Books.
  6. ^ a b Brisbin, Richard (1996). West Virginia Politics and Government. University of Nebraska Press. pp. 142–146. ISBN 0803212712 
  7. ^ Rice, p. 247
  8. ^ West Virginia Counties”. West Virginia Division of Culture and History. February 4, 2013閲覧。 (WV County Formation)
  9. ^ a b QuickFacts. U.S. Census Bureau. 2020年.
  10. ^ Morton, Oren (1910). A History of Pendleton County, West Virginia (1st ed.). Dayton, VA: Ruebush-Elkins Company. p. 3 . Other editions available at ISBN 9781165299102.

関連項目

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外部リンク

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