インドシナ急行殺人事件
『インドシナ急行殺人事件』(インドシナきゅうこうさつじんじけん)は、柘植久慶初の長編推理小説。1989年に飛鳥新社より刊行された。
インドシナ急行殺人事件 | ||
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著者 | 柘植久慶 | |
発行日 | 1989年12月16日 | |
発行元 | 飛鳥新社 | |
ジャンル | 推理小説・諜報小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 286 | |
コード | ISBN 4-87031-074-0 | |
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概要
編集殺人事件を追う薬袋たちの活躍を書いた推理小説。また、フランス領インドシナにおいて、とある人物の工作員としての暗躍を描いた諜報小説でもある。
あらすじ
編集昭和49年4月13日午前10時頃、東京の都心部にあるホテルの一室でフランス人女性が殺害された。警視庁の薬袋たちは、ただちに調査を開始するが「動機ありと思われる人物には証拠がなく、物的証拠がある人間には動機がない」という状況に陥ってしまう。
捜査本部が解散して迷宮入りかと思われた矢先、パリ警視庁より報告書が届いた。同封されていた被害者女性の著作のコピーには、フランス領インドシナ時代の活動が詳細に書かれており、薬袋はそこから一人の容疑者との関連を見出したのであった。
登場人物
編集- 薬袋(みない)
- 主人公。42歳。警部補。
- 西山
- 以前、薬袋と協力して事件に当たったことがあり、その縁で今回は部下として行動する。
- イヴォンヌ・ジュオー
- 殺人事件の被害者。女性。1910年2月4日、パリ市8区生まれの64歳。
- 甥の結婚式のために来日。ホテルの一室で死亡しているのを発見される。