インディアン水車
インディアン水車(インディアンすいしゃ)または捕魚車(ほぎょしゃ、英語: Fish wheel)とは、川に設置して魚を捕る装置である。英語ではSalmon wheelとも呼ばれ、主に川を遡上するサケの捕獲に用いられる。
概要
編集北アメリカ発祥であり、日本では北海道庁初代水産課長・伊藤一隆が設計図を持ち帰ったのが始まりとされる。「捕魚車」と翻訳されたが、「インディアン水車」という呼称で親しまれた[注釈 1][1]。
現在もサケのふるさと 千歳水族館横の千歳川では、一般社団法人日本海さけ・ます増殖事業協会により、この装置を利用した人工ふ化放流事業に用いる親魚の捕獲が行われている[2]。
機構
編集水車の籠に鮭が入ると、水力による回転で水揚げされる仕組み。
見学可能な施設
編集- 標津サーモン科学館[3]
- サケのふるさと 千歳水族館
- 豊浦町インディアン水車公園[4]
脚注
編集注釈
編集- ^ インディアンの名を冠しているものの、ネイティブアメリカンが発明したものではない。
出典
編集- ^ “サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)”. www.maruha-nichiro.co.jp. マルハニチロ株式会社. 2021年5月23日閲覧。
- ^ “インディアン水車”. サケのふるさと 千歳水族館 (2017年1月16日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ 標津サーモン科学館 (2020年9月19日). “例年、水車でサケを捕獲する様子を間近で見られる「水車見学会」を行なっていますが、今年は三密防止のため中止しています。申し訳ありません…”. Twitter. 2021年5月23日閲覧。
- ^ “インディアン水車公園”. 豊浦町. 2021年9月5日閲覧。
外部リンク
編集- ライブカメラ(サケのふるさと 千歳水族館) - インディアン水車を観察可能