イベリアカタシロワシ
イベリアカタシロワシ (Aquila adalberti) は、鳥綱タカ目タカ科イヌワシ属に分類される鳥類。
イベリアカタシロワシ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Aquila adalberti Brehm, 1881[2] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
イベリアカタシロワシ[3] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Adalbert's eagle[2] Spanish eagle[2] Spanish imperial eagle[2][3] | |||||||||||||||||||||||||||
分布
編集形態
編集全長82センチメートル[3]。全身は褐色で、頭部から頸部は淡色[3]。肩は白い[2][3]。胸部や腹部・翼は黒褐色[3]。尾羽には、数本の不明瞭な灰褐色の不明確な帯模様が入る[3]。
生態
編集人間との関係
編集乱獲や、家畜の幼獣を食害する害鳥としての駆除などにより生息数が減少した[3]。保護対策が進められたことにより、2019年の時点では生息数は増加傾向にある[2]。一方で1989 - 2004年の267羽の死因は送電線への衝突による感電死(47.7 %)・狩猟による鉛中毒(30.7 %)が多く、これらの影響が懸念されている[2]。1975年のワシントン条約発効時から、ワシントン条約附属書Iに掲載されている[1]。送電線の減少や鳥類の衝突を防ぐための器具の設置・改修、給餌、巣の監視などの保護対策が進められている[2]。
ポルトガルでは20年以上繁殖が確認されていなかったが、2003年に再導入され2016年の時点で16か所で繁殖が確認されている[2]。モロッコの繁殖個体群は20世紀前半に絶滅したが、イベリア半島から飛来した個体が確認されている[2]。1970年における生息数は38ペア、2004年における生息数は約200ペアとされる[2]。2015年における生息数は485ペアとされ、そのうち469ペアはスペインの個体群が占める[2]。
ギャラリー
編集-
卵
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巣と親子
-
飛翔
-
飛翔
脚注
編集出典
編集- ^ a b UNEP (2020). Aquila adalberti. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (downroad 09/15/2020)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n BirdLife International. 2019. Aquila adalberti. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T22696042A152593918. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T22696042A152593918.en. Downloaded on 15 September 2020.
- ^ a b c d e f g h i 松田道生 「イベリアカタシロワシ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、186-187頁。