イフニ
かつてアフリカに存在したスペインの領地
- イフニ
- Ifni(スペイン語)
إفني(アラビア語)
ⵉⴼⵏⵉ(ベルベル語) -
← 1934年 - 1969年 → (国旗) (国章)
1953年当時のスペインのイフニ領土の地図-
公用語 スペイン語、アラビア語 首都 シジ・イフニ - 大統領
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1934年 - 1936年 アルカラ・サモーラ 1936年 - 1936年 ディエゴ・マルティネス 1936年 - 1939年 マヌエル・アサーニャ - 総統
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1936年 - 1969年 フランシスコ・フランコ・バーモンデ - 面積
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1,500km² - 人口
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1958年 51,521人 - 変遷
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植民地化 1934年 海外県結成 1958年1月10日 モロッコに返還 1969年1月30日
通貨 ペセタ 現在 モロッコ - イフニは1860年からスペインの領土であった。
イフニ(スペイン語: Provincia de Ifni)は、モロッコにある、かつてスペインの飛び地領だった地区である。中心地はシジ・イフニ。
歴史
編集- 1476年:スペインが占領。サンタクルス砦を建設。
- 1524年:モロッコが奪取。
- 1860年:再びスペインが占領。
- 1884年:アフリカ分割に関するベルリン会議により、スペイン領サハラ(1884年 - 1976年)が成立。
- 1912年3月30日:フェス条約により、フランス保護領モロッコ(1912年 - 1956年)が成立。
- 1912年11月27日:仏西条約(フランス語:traité franco-espagnol de Madrid)により、イフニとビジャ・ベンズ(スペイン語:Villa Bens、現タルファヤ地方)とサギア・エル・ハムラ(現西サハラ北半)とリオ・デ・オロ(現西サハラ南半)が合併し、スペイン領西アフリカとなる。
- 1916年7月29日:フランシスコ・ベンズがフランス領モロッコのケープ・ジュビー(後にモロッコ南部保護領と改称、英語:South Zone of the Spanish protectorate of Morocco)を占領。
- 1920年 - 1926年:第3次リーフ戦争
- 1924年:サギア・エル・ハムラとリオ・デ・オロとモロッコ南部保護領と統合して、スペイン領サハラ(現西サハラ)となる。
- 1934年:オスバルド・カパース大佐率いるスペイン軍がイフニを支配及び占領し、スペインの本格的なイフニの植民地化を始める。
- 1956年:フランス領モロッコがフランスから独立し、モロッコ王国が建国。
- 1957年:モロッコ軍がイフニへ侵入し、イフニ戦争が勃発。
- 1958年1月10日:スペインはイフニの植民地化に置いて国連の批判を防ぐため、イフニを植民地からスペインのアフリカの海外県の地位を与え、イフニはスペインの52番の県イフニ県(Provincia de Ifni)ともなる。ビジャ・ベンズ(タルファヤ地方)、スペインからモロッコに返還。
- 1960年:国際連合の脱植民地化特別委員会がイフニを国際連合非自治地域リストと宣言する。
- 1969年:イフニはモロッコに返還される。
地理
編集北アフリカの大西洋に面したモロッコの西海岸に位置し、面積は約1,500km2。気温は乾燥しており、ほとんどが砂漠である。
経済
編集経済は主にオアシス農業、遊牧地帯で羊やヤギの遊牧が行われている。
住民
編集外部リンク
編集- 世界飛び地領土研究会 イフニ - ウェイバックマシン(2003年4月11日アーカイブ分)